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台湾月報

汎用DB:詳細
年月日 2014/06/28
分類 両岸関係
記事 張志軍・中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)主任の訪台関連
掲載紙、掲載面 聯1,3,4、時1~4、自1,2,4,6
備考 (1)27日、張主任は陳菊・高雄市長と会談し、会談後の記者会見で、台湾民衆自身が選択した社会制度、価値観、生活方式を尊重すると表明した上で、両岸関係は正しい方に進んでおり、台湾の主流民意は両岸の平和的発展を望んでいると指摘した。また、双方は高雄市と中国都市間の直航便の増便や、中国からの高雄観光促進、農水産品の中国向け販売について意見交換した。 (2)一方、陳菊・高雄市長は、張主任に対し、民主と自由は台湾の核心的価値であり、今後の両岸交流について「相手に耳を傾け、差異を理解する」べきとして、双方はより一層深く相手を認識すべきと指摘。 (3)蔡英文・民進党主席は、張主任による陳菊・高雄市長との会談について、偏狭な国民党・共産党の交流から踏み出して、両岸間の広範な理解を促進する重要なステップである旨表明すると共に、民進党は「対等、主権、民主」という原則に基づいて、中国との交流を行い、台湾民衆の声を忠実に伝えるとコメント。 (4)陳以信・国民党スポークスマンは、国民党としては民進党・共産党間の交流を楽観視しており、民進党が両岸関係の平和的発展に努力することを歓迎するものの、蔡主席の両岸政策が矛盾することなく、言行が一致するよう望む旨表明。 (5)同日午後、仏光山を訪れたほか、義守大学の大学生らとの座談会を実施し、台風災害の被災地である小林村を視察した。 (6)また、同日夜、高雄市で王郁琦・大陸委員会主任委員との非公式会談(茶会)に臨み、両岸が長期的な分裂の問題について交渉を行うよう提案した。他方、王主任委員は、台湾社会には未だ政治的な交渉に対する合意がなく条件が熟していないとして、中国側に対し、台湾民衆の気にかけている問題(台湾向けミサイル、台湾の国際空間等)について善意を示すよう求めた。 (7)非公式会談に向かう張主任の車列に抗議民衆がペンキなどを撒き、警備担当員が被害を受け、抗議民衆と警官隊との間で激しい衝突が引き起こされた。 (8)中国学者らの本件に対する見方。 (9)張主任は本28日、台中市に入り、胡志強・台中市長と会談するほか、彰化県鹿港の天后宮で開催される両岸宗教交流活動にも出席する。 (10)黄昆輝・台聯党主席の本件に対する猛批判。 (11)劉世忠・新台湾国策シンクタンク(当所注:民進党に近い)執行長は26日、米国シンクタンク関係者の見方として、張主任が「ひまわり運動」発生後のこの時期に訪台したことは、北京側が馬英九総統を信用せず、中国の計画通りに台湾に係る予定を実行すると決め、国民党には頼らないと考えていることを示していると述べた。
エディタV2