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台湾月報

汎用DB:詳細
年月日 2014/06/27
分類 両岸関係
記事 張志軍・中国国務院台湾事務弁公室(国台弁)主任の訪台関連
掲載紙、掲載面 聯1,3~5、時1~4、自1,4,6,8
備考 (1)25日、朱立倫・新北市長と会談し、高齢者福祉センターと幼児の保育施設などを共に参観、都市建設と中小企業への協力などについて意見交換した。また、張主任は、今回の訪台により、真の台湾社会を知り、書物やメディアを通してではなく、自身で台湾社会を観察して体験したいと述べ、この一歩を踏み出すのは容易ではなかったと指摘。 (2)一方、朱立倫・新北市長は、張主任に対し、両岸関係の推進について、「野心、同情心、執行力、協調力」を重視しながら、重なる点を求めると同時に、異なる点を尊重するという「求同尊異」を提起し、即ち台湾人民の考え方と決定を尊重すべき旨表明。 (3)張主任はまた、新北市で中国人配偶者や台湾の中小企業らとそれぞれ会談した。 (4)同日の夜には、張主任と10名の台湾学者との座談会が開催された。張主任は、学者からの、中国が中華民国の存在を正視していないとの疑義について、台湾は政治的な協議に向き合おうとしないため、中華民国の位置づけ、台湾の国際組織への加入、軍事的な脅威などが含まれる多数の問題を解決できずにいると指摘すると共に、民進党・共産党間の交流は民進党綱領の「台湾独立条項」の対処次第で可能となるのかとの質問に対し、党綱領だけではなく、民進党の両岸政策と実際の行動を見て対処する旨表明。 (5)法輪功や黒色島国青年陣線(当所注:両岸サービス貿易取決め(サ貿取決め)に反対する学生が結成する団体)は張主任一行の訪問に対し、それぞれデモ活動を実施した。 (6)25日に行われた王張会談で言及された、台湾の地域経済組織への加入の方策を両岸で共に研究するとの点につき、李登輝・元総統は「台湾には台湾のやり方がある」と、蔡英文・民進党主席は「王張会談で何が話されたのか自体が不透明」とコメント。 (7)民進党立法委員の陳其邁と李俊?は26日、両岸の出先事務所相互設置は実質的な政治交渉に関わるとして、王郁琦・大陸委員会主任委員に対し、立法院で本件について報告するよう求めた。 (8)張主任は本27日、高雄市に入り、陳菊・高雄市長と会談するほか、本日の夜に王郁琦・大陸委員会主任委員と非公式会談を行う。 (9)中国の官製メディアは、今回初めて王・主任委員の官職を使用。国際メディアの多くは、台湾における対中関係に対する疑念の高まりを受け、中国が一層積極的に両岸交流に乗りだしたとの見方。 (10)一部中国学者は、張主任の訪台は両岸関係発展の60年間余りで新たな一歩であり、両岸関係の新たに力を入れるべき点の発掘に有益であり、両岸の新局面を打開すると評価。
エディタV2