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泉裕泰代表着任挨拶

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 皆さんこんにちは!私は,11月1日に日本台湾交流協会台北事務所代表として台北に着任いたしました泉裕泰と申します。
 
 私は,直近はバングラデシュの日本大使を務めました。バングラデシュは大変親日的な国であり,大使として大変大事にしてもらいました。今,ここ台湾で仕事をすることになり,世界で最も親日的な場所に連続して勤務できることを大変幸せなことと思っております。誠心誠意日台交流を進めて参りたいと思いますので,皆さん,どうか宜しくお願いいたします。

 台湾と日本が,地理的,歴史的,文化的に一言では言い表せない密接な結びつきを持っていることに感じ入っています。総統府をはじめ,台湾には日本統治時代に建てられた多くの建築物が素晴らしい状態で保存され,今も大事に使われているのを見るにつけ,その思いを深くします。

 人々の交流も盛んで,台北の街を歩けばいたるところから日本語が聞こえてきます。私は台湾に来て,まだ一ヶ月にも満たない状態ですが,それでも多くの人々の温かさに接し,日本と台湾の関係は心と心のつながった本当の友人の関係であると実感しています。

 思い返せば2011年に日本を襲った東日本大震災に際して,台湾の人々から温かい支援の手が差し伸べられました。そして,2018年は年間で476万人もの台湾の方が日本を訪れ,197万人の日本人が台湾を訪れたと聞いています。

 今後,より多くの台湾の方々に日本に来ていただくことはもちろん,日本の観光客にももっと台湾に来てもらえるよう努力したいと思っています。私自身,日本台湾交流協会台北事務所の代表として,台湾の方々に日本をアピールするだけでなく,日本に対しても台湾の魅力を発信していくべく,広報に力を入れていきたいと思います。

 今後の日本と台湾にとって大切なことは,更なる経済発展を実現し,一層活力に満ちた経済的繁栄を達成していくことだと思っています。日本と台湾は,その上でお互いにとってなくてはならないパートナーです。

 台湾に来てまず印象的だったのは,街中に日本のブランドがあふれていることです。洋服から家具雑貨,回転寿司からラーメンに至るまで,今や日本のもので台湾で手に入らないものはほとんどありません。

 これも,台北日本工商会や台湾のビジネス界の皆様をはじめとする方々のたゆまぬ努力の賜かと存じます。当協会としては,日台間の経済的連携を通じて,相互の経済が更に発展していくよう工夫を重ねて参る所存です。

 また,台湾は日本にとって,自由,民主主義,基本的人権,法の支配といった基本的価値を共有する重要なパートナーです。国際社会が大きく変動し,既存の秩序を巡る不確実性が増していく中で,日本と台湾の関係の強化はますます重要になってきています。

 私はここに来る前,沼田前代表のアドバイスもあり,台湾と関係のあるすべての国会議員のオフィスに挨拶に伺いました。はじめは軽い気持ちで引き受けたのですが,あとで少し後悔しました。
というのも,日本の親台湾派の議員はその数なんと300人近くもいらっしゃるのです。そして,皆さんに共通していたのは,台湾を支持し,日台関係を強化するという固い決意でした。台湾の立法院にも台日交流聯誼会という組織があり,実に9割以上の立法委員が参加してくださっていると聞いています。これは,まさに日本と台湾の草の根から指導者までの堅い絆を示すものにほかなりません。

 最後に改めて申し上げます。私は,こちらに来て以来,日本と台湾の関係は何よりもまず互いを慈しみあう友人と友人の関係であるということを実感しております。2011年の東日本大震災,2016年の熊本地震,昨年の西日本豪雨から今年の台風18,19号による被害、更には沖縄の首里城の火災にいたるまで,日本が困難にさらされた際に,いつも一番に見舞って下さり、あるいは助けの手を差し伸べてくれたのは台湾でした。

 私は38年の外交官人生を送ってきましたが,ここまで日本のことを大事にしてくれる友人と出逢えて本当に幸せな思いです。そして,日本が令和という新しい時代を迎えるこの年に,ここ台湾において,日本代表として新たな一歩を踏み出せることを,誠に光栄に感じております。

 ここに,皆様のご発展とご健勝,そして日台関係の益々の発展を祈念し,私のご挨拶に代えさせていただきます。

 ドーシャー ダ-ゲー!