4月29日,当事務所の泉裕泰代表は,新型コロナウイルスのディスインフォメーションに対する取組みに関するバーチャル「グローバル協力訓練枠組み(GCTF:Global Cooperation Training Framework)」ワークショップの開幕式に出席し,挨拶を行いました。
各国からの参加者とテレビ会議システムに繋いで実施されるバーチャル形式のGCTFは,新型コロナウイルスによる影響を受けて初めての試みとなります。
泉代表による挨拶
本日,ここに日本台湾交流協会を代表して,外交部,米国在台協会(AIT)とともに,新型コロナウイルスのディスインフォメーションに対する取組みに関するバーチャルGCTF(グローバル協力訓練枠組み)ワークショップを共催できることを嬉しく思います。
バーチャルGCTFは,新型コロナウイルスの感染が世界的に爆発的に広がっていることを受けて初めてのGCTFの取組みとなります。テーマも正に新型コロナウイルスに関連したものであり,感染症の封じ込めに皆で協力して取り組んで行くことが求められている今この時期にバーチャルGCTFを日米台で開催できるのは非常に意義があることだと考えます。
台湾は,世界保健機関(WHO)に適切な形で参加ができていない状況ではありますが,新型コロナウイルスの封じ込めに大きな成果を上げており,「台湾モデル」として国際社会からも注目を浴びています。感染症は命に関わる問題であり,皆が関心を持っています。様々な意図を持って事実でない情報を拡散し,社会を混乱に陥れようとする勢力がいることも事実です。このようなディスインフォメーションへの対応も含めて台湾は大きな成果を上げていると言えます。感染症の封じ込めには,ひとり一人が正確な情報に基づいて行動していくこと,また,政府による正確な情報発信とディスインフォメーションへの迅速な対応が非常に重要です。
本日,日本も含めて世界中から参加いただいている専門家がこうしてバーチャルで集まり,より良い世界のために議論を深める取組みに日本台湾交流協会も参画できることを非常に光栄に思います。本日のバーチャルGCTF開催のために尽力いただいた皆様に感謝を申し上げます。当協会として,引き続き台湾のWHOへのオブザーバー資格での参加等,台湾の然るべき形での国際組織の参画を強く支持していきます。
ありがとうございました。
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