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李登輝元総統の告別礼拝出席に際してのメッセージ(泉裕泰)

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本日、台湾の歴史を見守り続けてきた、そして李登輝先生にとって思い出深い場所でもある淡水の地で、李先生の告別礼拝が執り行われました。荘厳ながらとても温かみのある真理大学の大礼拝堂で、私も、日本から駆け付けた森喜朗元総理一行と共に、3時間近く、李登輝先生の御霊に、祈りを捧げてまいりました。

敬愛する李登輝元総統が旅立たれてから、はや50日あまりが過ぎました。この間、偉大な先人を亡くした悲しみを受止め、乗り越え、より力強い歩みで前に進む台湾を目にし、李登輝先生が台湾に蒔いた種がいっそう力強く、美しく咲いていることを、日々実感してきました。

たった50日あまりの間にも、台湾と、そして世界では、本当に様々なことがありました。台湾は今、大きく動いている世界の中心に位置し、世界をポジティブな方向に動かす、重要な存在となっています。

――私がいなくなった後も、私の努力はこの美しい台湾に残り、限りない発展を続けていくだろう。これもまた、私にとっての「台湾人に生まれた幸福」に他ならないのである。――

李登輝先生が総統退任直前に出版された日本語著作『台湾の主張』で、最後に記された言葉です。この言葉を胸に、私は、この麗しの島に咲き誇る大輪の花を台湾の人々とともに支え続ける一員として、「日本の外交官として日台関係に尽くす幸福」を全うしてまいります。

李登輝先生、安らかにお眠りください。そしてこれからも天国から、私たちを見守ってください。ありがとうございました。

日本台湾交流協会台北事務所 
代表 泉裕泰
2020年9月19日
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