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台北事務所:平成30年度天皇誕生日祝賀レセプション代表挨拶

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 本日は、天皇誕生日祝賀レセプションにお越しいただき、心より感謝申し上げます。天皇陛下は今月23日、満85歳のお誕生日をお迎えになります。

 今上天皇陛下は明年4月30日に御退位されます。そして翌5月1日に皇太子殿下が即位されることとなっています。従って、今年の天皇誕生日レセプションが今上天皇陛下の御世の最後のレセプションとなります。今夜は、30年に及んだ今上天皇陛下の御世を皆様と共に振り返り、噛みしめられたらと思っています。

 今上天皇陛下が即位してからの30年の歩みを振り返ってみますと、ここ台湾では戒厳令の解除から一連の民主化のプロセスが始まり、日台双方にとって物事が急速に移り変わる激動の時代でもありました。

特に、我々日本人にとって忘れられないのが、2011年東日本大震災の際に台湾の皆様お一人お一人に示して頂いた友情です。まもなく地震発生から8年となりますが、被災地の復興の過程において、台湾の皆様の御支援がどれだけ多くの日本人の心を励ましたか計り知れません。日台双方は、この30年を通じ、互いに相手のことを思いやることができる「運命共同体」の関係を構築してきたと言えると思います。
 2016年の蔡英文政権発足以降、毎年過去最高を記録する人的交流、各種MOUの締結や現在台中で開催中の花博での協力など、様々な面で日台関係は大きく発展を遂げました。その一方で、先日実施された統一地方選挙並びに公民投票の結果は、蔡英文政権にとって大変ショッキングな結果となってしまいました。同時に、私たち日本にとっても公民投票において日本産食品に対する輸入規制継続賛成票が投票全体の8割近くを占めたことは、大変残念なことでした。それでも私どもは台湾の真の友人として、日台の未来が明るいものとなる様、引き続き協力していこうと決意しています。

 本日会場内には、昨年同様に多数の日本企業、北海道、沖縄県、福島県、静岡県、福井県そして笠間市といった地方公共団体にブースを出展して頂いております。昨年好評であった和牛や日本産ワインのコーナーも用意しました。また、毎年恒例となりました、私の公邸料理人より握りたてのお寿司を振る舞わせて頂きます。

 最後に、天皇陛下の御長寿と御在世30年に心からの感謝を申し上げ、日台関係の更なる発展並びに皆様方の益々の御健勝を祈念して、私のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。