6月24日,当事務所の泉裕泰代表は,「新型コロナウイルス(COVID-19):第二波への準備」をテーマとした「グローバル協力訓練枠組み(GCTF:Global Cooperation Training Framework)」のバーチャルワークショップの開幕式に出席し,挨拶を行いました。
各国からの参加者とテレビ会議システムに繋いで実施されるバーチャル形式のGCTFは,4月に続いて2回目の開催となります。今般のワークショップでは,新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中,日本を含む各国・地域から集まった専門家がこれまでの知見を共有し,第二波への準備のために国際社会で協力できる対応策などについて議論を深めました。
泉代表による挨拶
本日,日本台湾交流協会が,台湾外交部,米国在台協会(AIT),豪州弁事処,台湾疾病官制署と共に,GCTF「COVID-19:第二波への準備」に関するバーチャルワークショップを共催できることを非常に嬉しく思います。
台湾は新型コロナウイルスの封じ込めに大きな成果を上げていますが,残念ながら5月に開催されたWHO総会にオブザーバーとして参加することができませんでした。日本は引き続き台湾のWHO総会参加に向けて国際世論形成の努力を続けて参りますが,今回のバーチャルワークショップは,台湾の持つ知見を国際的に広く共有することができる良い機会となるでしょう。
日本の現時点でコロナウイルスによる10万人当たりの死者数は0.7人となっています。日本は強制的な措置を取ることはしませんでしたが。これは他国と比べても低い数字です。日本の医療サービス,国民ひとり一人の衛生意識,ルールを守る国民性や生活様式などに支えられて感染拡大のピークを何とか乗り越えることができました。今後は,日本の有する医学的知見や技術力を総動員して,第二波の到来に対して全力で取り組んで参りたいと思います。本日は,専門家の皆さんが様々な視点から議論し,有意義な意見交換ができることを期待しています。
今回,豪州弁事処が昨年11月に引き続いて共催に加わっていただいたことを非常に嬉しく思います。このような有意義な取組みにより多くのパートナーに参加してもらえるように当協会として努力していきます。最後に本日のGCTFバーチャルワークショップ開催のために尽力いただいた皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。