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2010年 7月 26日作成

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 中央銀行は6 月4日、5月末の外貨準備高を発表した。それによると、5月末の外貨準備高は、外資資金が大量に流出したにもかかわらず減少に転じず、前月比+25.66億米ドルの3,601.23億米ドルとなり、19ヶ月連続の増加となった。
 林孫源・中央銀行外為局長は、外貨準備の増加要因について主に外貨準備の運用による利益収入の増加によると述べているが、民間金融機関の為替担当者の中には、最近、外貨準備高が増加している本当の理由は中央銀行の毎日のように実施されている為替介入のための米ドル買いによるものであり、水脹れ状態になっていると指摘する者もいる。また、銀行担当者は、朝鮮情勢が緊張していることから外資資金はアジアから大量に撤退しており、韓国の外貨準備高は前月の4月と比較し85億米ドルの激減となったほか、インド、香港、シンガポールでも軒並み減少した。一方、ロシアでは、国際石油価格の上昇により外資資金が大量に流入したため外貨準備が増加しており、台湾で外資資金が流出したにもかかわらず外貨準備高が増加したことは不合理的であると指摘している。
 林孫源・中央銀行外為局長は、台湾は国際通貨基金(IMF)に加盟していないため、より多額の外貨準備を保有しておく必要があるが、現段階の水準では外貨準備高は多いとは言えず、外資資金が保有する時価総額は外貨準備高の半分近い金額となっているため、外資資金が一旦流出すると外貨準備高には大きな変動が引き起こしかねないと指摘している。


 外貨準備高・為替レートの推移(PDFファイル)