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2010年 4月 16日作成

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金融動向 (2010年2月分)

 中央銀行が325日に発表したマネーサプライによると、2月のM1aの伸び率は+22.55%、M1bの伸び率は+25.27%、M2の伸び率は+5.10%となった。特に、外資の流出や資金が普通預金から定期預金にシフトしたことから、株式市場への資金動向に関連するM1bの伸び率は2ヶ月連続の低下となった。この状況は中央銀行による量的金融緩和政策が終了し、中央銀行が市場から次第に資金を回収したことが株式市場の資金動向に影響を与えたことを示した結果となった。
 2月の証券振替決済預金残高は前月に比べ1,273億元の減少で、M1bの伸び率への寄与度も1月の6%から4%に下降した。証券振替決済預金残高の減少はM1b伸び率の低下の一因となり、株式市場に流入した資金が以前ほど潤沢ではないことを反映している。また、2月末の企業及び個人の普通預金残高は9.5兆元で、1月に比べ約600億元ほど減少し、15ヶ月ぶりの減少となった一方、定期預金残高は前月比200億元増加の11.85兆元とここ5ヶ月以来の最高となっており、国内投資家が資産のポートフォリオについて調整を行ったことを示している。
 
銀行関係者は、市場資金の供給が緊縮し、金利が上昇する場合、資金が定期預金に回流することはさらに鮮明となるが、2月の銀行による民間企業への貸出額が増加していることは中央銀行の貨幣政策の調整は企業の資金調達にあまり影響を与えず、投資意欲に影響を与えただけであったことを示している。
 
なお、325日の中央銀行理監事会議において、公定歩合及び預金準備率を引き上げなかったことに関して、証券アナリストは、株式市場は8,000ポイントの大台を突破する可能性があるものの、長期的には資金の動向に左右されるため、投資家は経済のファンダメルタルズによって投資を判断すべきであると言っている。


金融動向(2007年~2010年2月)表(PDFファイル)