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2010年 9月 27日作成

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 中央銀行が8 月25日に発表した7月のマネーサプライによると、M1aの伸び率は+15.11%、M1bの伸び率は+12.49% 、M2の伸び率は+4.12%となった。株式市場の資金動向に関連するM1bの伸び率は7ヶ月連続の低下となった一方、全体の資金供給を表すM2の伸び率は3ヶ月連続の上昇となった。
 厳宗大・中央銀行経済研究処長は、残高の絶対量から見ると、7月末のM1bの金額は前年同月より1.184兆元増加の10.78兆元となっており、年増率の低下は資金供給が不足していることを示しているわけではなく、昨年の水準が高かったためであると説明しており、同行の統計をみると、M1b残高の増加は銀行貸し出しの増加や外資流入や定期預金が普通預金にシフトしたことによるものであることが示されている。また、厳処長は、M1b伸び率の変動は資金の移動に左右されやすいものであり、24日の台湾株式市場が200ポイント暴落し、外資も225.94億元売り越しとなったこと、金管会の統計資料も7月の外資純流出額が8.37億米ドル(約260億元)となったことからみても、最近の資金流動は流出現象となっていると述べた。
 中央銀行は、M2の伸び率は次第に中央銀行の目標レンジ(2.5%~6.5%)の中間値に戻りつつあると指摘している一方、銀行担当者は、外資資金の流出が継続するとM1b伸び率が急速に低下し、かつM2の伸び率は安定した成長となれば、「デッドクロス」現象(M2の伸び率がM1bの伸び率を上回る状況)が発生するスピードは予想より早まるだろうと示した。
 金融関係者は、M1bがM2の伸び率との差は小さければ小さいほど「デッドクロス」となる可能性が高くなり、資金不足の状況において必要な資金が供給されなければ、株式市場が急落する可能性が高いとの懸念を持っており、今後引き続き市場における資金の流動性が弱まっているかを注視しなければならないと指摘した。

 金融動向(7月分PDFファイル)