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2011年 9月 30日作成

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 中央銀行が9月25日に発表した最新のマネーサプライによると、外資資金の流出から、8月のM1bの伸び率(前年同月比)は+7.44%、M2の伸び率は+6.16%となり、いずれも増加率が前月よりも低下した。M1b伸び率の低下幅がM2の伸び率の低下幅よりも大きかったため、両者の差は1.28ポイントに縮小した。
 M1b伸び率の低下が最近速まっており、近いうちにM2の伸び率を下回る「逆転現象」(死亡交叉)が発生し、株式市場の資金が不足する可能性があることについて、陳一端・中央銀行経済研究処副処長は、「M1b金額の規模はM2より小さく、外資資金の流出がM1bに与える影響はより大きなものとなるため、逆転現象だけに着目することは客観的でない。最近、一部の企業が利益配当を行っており、7月の配当額が2,150億元、8月が5,140億元、9月も1,700億元(予測)あり、これらの資金は株式市場に流入する見込み」と述べた。
 金融関係者は、「8月は、外資が株を売って海外に資金を送金したため、M1b及びM2の伸び率は共に低下し、M1bの伸び率はここ29ヶ月以来で最低となった。今回の数値は株式市場の資金が以前ほど潤沢ではないことを反映している」とみている。また、銀行の官員は、「逆転現象は遅行指標ではあるものの、市場の資金移動の方向を示している。特に、世界的に株式市場が暴落し、安全性の観点から、資金が定期預金にシフトすることは合理的なことであり、M1b伸び率の低下はますます速まる」と指摘した。金融関係者は、「M1bの伸び率がM2の伸び率を下回る逆転現象は9月に発生しなくても、今年中には必ず発生する。特に、M1bと相関性が高い普通預金残高は、8月が同+6.46%とここ30ヶ月以降で最低となった。証券振替預金残高も前月比154億元減少し、M1bの伸び率への寄与度は0.69%とここ28ヶ月以降の最低となった」と指摘した。


 金融動向表[PDFファイル]