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2011年 3月 17日作成

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 中央銀行が2月25日に発表した最新のマネーサプライによると、1月のM1aの伸び率は+11.11 %、M1bの伸び率は+9.35%、M2の伸び率は+5.59 %となった。株式市場の資金動向に関連するM1bの伸び率は12ヶ月連続の低下から反転し上昇となった。また、証券振替預金残高は1兆3,512億元と過去最高となり、株式市場への資金が潤沢であることを反映する結果となった。
 陳一端・中央銀行経済研究処副処長は、1月の外資流入額は33.32億米ドルとなり、少なからず株式市場の上昇をもたらしたほか、外国人による台湾元建て預金残高も前月比414億元増加の2,643億元と2010年9月以来の最高となった。
 1月末の普通預金は旧正月による現金への需要増加から、前月比355億元減少の10兆4,256億元となったほか、定期預金残高はボーナスの支給及び軍人給料の資金が定期預金にシフトしたため、前月比+1,896億元の19兆7,686億元となった。一方、外貨預金については、企業が年末にボーナスを支給したため、台湾元に対する需要が増加したことに加えて、台湾元レートの上昇を受け、企業が米ドル売りを行ったことから、1月の外貨預金は前月比963億元の大幅減の2兆4,789億元となり、2.5兆元の大台を割った。
 なお、一般的に、M1bの伸び率が反転し上昇した場合は株式市場に新たな局面を迎えると言われているが、金融機関関係者は今回のM1b伸び率の上昇は本格的に反転したわけではなく、旧正月といった季節的な要因によるものであり、2月のM1bの伸び率を注視することが重要であると指摘した。


  金融動向表[PDFファイル]