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更新日時

2012年 1月 11日作成

休所お知らせ
●Visa Applications Before and After the New Year Holidays
Visa Applications Before and After the New Year Holidays
December 26th (Fri) is the last day for visa applications before the New Year Holidays.
Our office is closed from December 30th (Tue) to January 2nd (Fri).
コンテンツ

 経済部が12月23日に発表した最新の工業生産動向によると、11月の工業生産指数は125.96、前年同月比▲3.55%とマイナスに転じた。11月の製造業生産生産指数も同▲4.22%と両者とも27ヶ月ぶりのマイナスとなった。これは主に欧州の債務問題が解決しておらず、市場の消費者マインドが頭打ちとなり、台湾の生産力が弱まったことによるものである。黄吉実・経済部統計長は、「12月も引き続きマイナスとなる可能性があるものの、旧正月に向けて需要が増加することから、減少幅は緩和される見込み」との見方を示した。
 業種別にみると、主力産業の電子部品業は同▲9.34%と2009年9月以降の最低水準となった。基本金属業及び化学材料業はそれぞれ同▲9.85%、▲9.59%となった。一方、コンピュータ、電子商品及び光学製品業は同+17.86%と唯一二桁の成長となった。経済部は、「これは、主に業者が年末の売上を押し上げるため、新機種や低価などの販売促進を行ったことに加え、コンピューター見本市の開催による需要増加によるものである」と分析している。
 黄統計長は、「生産力が弱まっているものの、金融危機時(7割下落)ほどではなく、ソフトランディング状態であることから、今年の製造業生産指数は年増率5%は維持できる。ただし、2012年の第1四半期に谷底に陥るだろう」と見ている。また、「12月については、基本金属、化学工業及び民生工業の指数は回復し、特に民生工業(食品業、紡績業など)は旧正月に向けて需要が増加するため、その生産量動向指数は52に達すると見込まれている。しかし、通信電子工業は引き続き下落するため、12月の製造業全体の生産指数は、減少幅は明らかに緩和するものの、引き続きマイナスとなる見込み。欧州の債務問題に影響された国は台湾だけではなく、11月の中国の工業生産指数も同+12.4%と過去の17~18%の成長に比べ大きく下落した。日本は僅か+0.1%、韓国は+6.2%(10月)となっており、各国ともに下降趨勢となっている」と述べた。

 工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]