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2011年 12月 1日作成

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 経済部が11月23日に発表した最新の工業生産動向によると、10月の工業生産指数は前年同月比+1.41%にとどまり、工業生産の9割占める製造業生産指数も同+1.34%となり、共に2009年9月以来最低の増加率となった。投資意欲の先行指標となる機械設備業は同▲2.4%と2009年12月以来のマイナスとなった。
 10月の工業生産成長は、近隣の中国(10月+13.2%)、韓国(+6.8%)、シンガポール(+12.8%)に比べ、遥かに下回っている。黄吉実・経済部統計長は、「台湾は日本(▲3.3%)と同じように困難な状況にある。韓国と比較して、生産動向が異なっている原因は、主に台湾の輸出構造が弱いことによるものであり、情報電子業に過度に集中しているため、景気に左右されやすいことにある。ただし、新しい消費性電子商品の販売の好調さが情報電子業製品の生産を押し上げており、コンピュータ、電子商品及び光学製品は+19.77%と、各業種の中で前年比最も高い伸びとなっている」と説明した。
 黄統計長は、「国際景気が衰退の影に覆われるため、投資意欲が緩やかとなりつつある。また、対外貿易が低迷しているため、11月の工業生産はさらに下降し、第4四半期にはマイナスに転じる可能性もあり、工業生産全体は低水準にある。一方、第4四半期の工業生産が低水準にあるものの、今年の上半期が好調であったため、2011年の工業生産指数は5%は維持できるだろう」と述べた。

 工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]