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2011年 10月 28日作成

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 行政院主計処が10月5日に発表した最新の物価変動調査によると、9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+1.35%と安定した上昇となったものの、行政院が監視している16項目の生活用品は前年同月比+4.7%と今年の最高となった。
 王淑娟・主計処科長は、「9月の消費者物価は前月比+0.11%となった。これは、中秋節による野菜や果物価格が値上りし、保育費が上昇する一方、バーゲンセールによる衣類費の減少、及び国内団体旅行費の値下がりし、これらが相互に影響した結果である」と説明した。
 昨年同月より明らかに上昇した項目は、主に衣類、食物類、交通類及び住居類となった。特に卵類は同+21.57%と最も高いものとなった。これについて、王科長は、「寒害による鶏の大量死から卵が減産となったことによるもの」と述べた。また、国際物品の大豆及びとうもろこし価格の高騰により、9月の外食価格は同+1.78%と2009年5月以来の最高となっており、9月の食物類支出全体は同316元の増加となった。
また、最近の牛乳価格の値上りについて、王科長は、「業者は10月から牛乳価格を引上げたため、9月の物価には反映されていないが、牛乳が物価全体を占める比重は0.45%となっており、もし牛乳やコーヒー価格の上昇が反映されたとすると、両者の物価への寄与度は0.083ポイントとなるものと見込まれる。これについて、王科長は、「牛乳に値上がり傾向はみられるものの、量販店は販売促進も行っており、全面的に値上がりの反応が見られるというわけではない」と述べた。
 他方、9月の卸売物価(WPI)は同+5.14%となった。これは主に国際石油価格、化学材料及び基本金属価格が依然として高水準となる一方、電子部品が値下がりすることにより、上昇幅の一部を相殺したことによるもの。
 輸入物価については、9月の台湾元の前年比対米ドルレートは+6.89%(ドル高)となっており、台湾元ベースで同+8.18%となる一方、米ドルベースで同+15.63%となっている。
今年の第4四半期について、王科長は、「もし台湾元レートが持続的に下落すれば、輸入コストを押し上げるものの、国際農工原料価格は9月から緩やかになっており、第4四半期の物価水準は安定したものとなると見込まれる」との認識を示した。


 物価動向表[PDFファイル]