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2011年 5月 12日作成

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 経済部は4月25日、最新の商業動態統計を発表した。3月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は、卸売業の営業額が8,721億元と過去最高となったほか、台湾の自動車小売業が引き続き好調であることから、1兆1,975億元、前年同月比+7.44%となり、金額としては過去4番目の高水準となった。
 第1四半期において、商業営業額は3兆4,514億元、卸売業営業額は2兆4,378億元(前年同期比+8%)となった。このうち、自動車及び部品卸売業は輸入車への需要が旺盛であったことから同+23.38%となり、燃料卸売業も国際石油価格の値上げにより同+23.06%となった。民間消費を反映する小売業の営業額は9,213億元となっており、経済部は、台湾市場の規模において小売業営業額が月3,000億元以上となっていることは非常に好調なことを示していると説明した。また、飲食レストラン業は922億元と月300億元超えた好調となったが、これは日本観光客者数が32万人(同+18%)に達した影響である。
 今後を展望すると、輸出入関連の卸売業者は東日本大震災によるサプライチェーンの断絶の恐れから4月の景気に対し悲観な見方を持っており、メーカー全体でも4月の営業額は低下するものとみられる。黄統計長は、例年第2四半期の民間消費の牽引力は母の日商戦であるが、今年は企業の賃金の引上げが小売及び飲食レストラン業の営業額を押し上げるほか、4月上旬の4連休がテーマパークや周辺業者の活況をもたらし、5月には母の日による百貨店の販売促進活動、6月の謝恩会や卒業祝いによる売上げもあるため、第2四半期の営業額は最高を更新するのではないかと楽観視している。また、高仙桂・行政院経済建設委員会主任秘書は、今年は、引き続き台湾経済が安定的に成長しており、上場会社の配当状況も良好であることから、第2四半期の民間消費は好調なことが見込まれるとの見方を示した。


 商業動態表[PDFファイル]