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2012年 4月 27日作成

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 経済部が3月23日に発表した最新の工業生産動向によると、世界経済の回復、スマートフォン関連部品の新発売により、2月の工業生産指数は119.65、前年同月比+8.4%と3ヶ月連続のマイナスからプラスに転じた。このうち、コンピュータ電子商品及び光学製品業は、3割近い大幅増と各業種において最も高い伸びとなった。経済部は、3月も引き続き成長し、情報通信業が先頭にたった工業成長を予測している。

 9割占める主力の製造業生産指数は123.02、前年同月比+8.22%と工業生産同様に3ヶ月連続のマイナスからプラスに転じた。四大工業において、民生工業は同+22.96%と各業種では最大の成長となったほか、食品業及び紡績業も10%以上の伸びとなった。

 通信電子工業うち、電子部品業は同+0.95%の成長となった。これは主に、世界経済情勢が次第に安定的になってきているものの、最終消費電子製品の出荷は成長していることに加え、昨年の基準値が低かったことによるものである。

 コンピュータ電子商品及び光学製品業は同+29.49%と最も高い伸びとなった。これについて、経済部は、「スマートフォン、タブレット型パソコンなど多くの新商品が登場し、世界モバイル通信展(MWC)の開催が消費性電子市場の需要増をもたらしたことに加え、昨年の基準値が低かったことによるものである」と説明した。

 ここで注意すべきことは、2月の機械設備業は同+6.04%と4ヶ月連続のマイナスからプラスに転じた。黄吉実・経済部統計長は、「業者によると、受注はすでに第3四半期まで活況を呈している」と述べた。

 今後の展望については、3月の製造業生産指数は56.77と、ここ1年以来の最高となり、特に情報電子工業は62.36と最も高い水準となるほか、3大工業生産も楽観的な動向指数となると見込まれている。黄統計長は、「半導体の在庫調整が終了し、新たな受注が入ることや、業者の生産稼働率が7~9割まで上昇することなどにより、情報電子工業の成長がもたらされるものの、昨年の基準値が高かったため、3月は▲8~9%となる見通しである」との見方を示した。



工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]