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2012年 8月 2日作成

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 経済部が7月23日に発表した最新の工業生産動向によると、タブレットコンピュータのOEM生産が減少し、スマートフォンの販売も不振となることから、6月の工業生産指数は前年同月比2.44%減と4ヶ月連続のマイナスとなった。今年の第1四半期及び第2四半期はそれぞれ3.06%減、1.46%減となった。第3四半期において、9月からの新学期の始まりによる需要増加といった好材料が予想されるものの、引き続きマイナスとなる見通しである。

 製造業の中には、金属機械工業、情報電子工業、化学工業及び民生工業の4大業種が含まれている。このうち、情報電子業が+0.06%となった以外は軒並マイナスとなった。コンピュータ電子産品及び光学製品は同12.27%減と2ヶ月連続のマイナスとなった。これについて、林麗貞・経済部統計長は、「世界経済の弱含みが消費性電子の販売が頭打ちとなり、モバイル商品の買い替え時期に入ったためである」と説明している。また、機械設備業は同13.79%減と4ヶ月連続して二桁のマイナスとなった。一方、自動車及び部品業は同+5.22%となった。これは、主に6月の国際石油価格の値下げによる販売好調、業者による販売促進の実施、昨年同期において東日本大震災による部品供給の不安定などによる昨年の基準値が低かったことによるものである。化学材料業は同4.51%減となった。これは、主に中国大陸経済の減速、国際石油価格の下落及び台湾プラスチック第六ナフサ工場の停電による一時稼動停止、第3ナフサ工場の閉鎖、業者のボイラー定期点検などは製造業の生産を抑制したためである。

 7月を展望すると、林統計長は、「海外要因が期待されないため、7月の製造業生産指数は同3.33%減と減少幅が拡大するほか、工業生産指数も同様に減少すると見込まれている。経済部は、「機械設備の受注が再び減少したため、7月の工業生産指数の減少幅はさらに拡大するだろう」と予測している。

 経済部が6月22日に発表した最新の工業生産動向によると、5月の工業生産指数は135.69、前年同月比▲0.21%となり、製造業生産指数は138.9、前年同月比▲0.37%と両方とも3ヶ月連続のマイナスとなったものの、減少幅が大幅に縮小した。予測では、6月の製造業生産指数はマイナスからプラスに転じるが、第2四半期の製造業生産が依然としてマイナスとなる見込みである。

 黄吉実・経済部統計長は、「電子部品、機械設備業の増産から、6月の製造業生産は136.09、同+1.19%となるものの、4月、5月のマイナスを補填できず、昨年第2四半期の製造業生産指数は136.84であったため、今年の第2四半期が引き続きマイナスとなるものの、次第に上昇すると見込まれている。Win8及び携帯の新商品の発売により、第3四半期の製造業生産はプラス成長となる見通しである。これは主計総処が予測した今年の経済成長率が四半期ごとに次第に上昇する見方と一致している」と指摘した。

 また、黄統計長は、「世界経済の減速、連日の暴雨による業者の生産進捗の延長、電気代の引き上げ及びキャピタルゲイン課税の効果から、国内外景気情勢が一斉に後退したほか、米国政府による3回目の量的緩和政策(QE3)実施の恐れ、欧州債務問題の変化、各国中央銀行の金利政策、国際原材料価格の変動状況などは市場の需要及び生産に大きく影響を与えている」と説明した。



工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]