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2013年 12月 6日作成

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 中央銀行は11月4日に最新の外貨準備高統計を発表した。それによると、外資の大量流入が外貨準備高を押し上げたことから、10月末の外貨準備高は前月比29.9億米ドル増の4,156.01億米ドルと引き続き過去最高を更新した。中央銀行の官員は、「10月の外貨準備高が増加した原因は主に、ユーロなどの主要貨幣の為替レートの上昇に伴う換算後の資産価値の増加によるものであるほか、外資の流入もその一因である。台湾を含むアジア各国の外貨準備高は明らかに増加し、中国の第3四半期の外貨準備高は1,660億米ドルの増加となった」と説明した。

 証券先物管理局の統計によると、10月の外資純流入額は31.64億米ドル(約918億元)と9月以降2ヶ月連続して30億米ドルの流入となったほか、3年ぶりに流入額が30億米ドルを超えた。過去において、外資は2010年12月と2011年1月にそれぞれ30億米ドルの流入となった。

 中央銀行の官員は、「米国連邦準備理事会(FED)が量的緩和策(QE)の公債購入規模を維持する情報を公布した後、ホットマネーのアジア新興市場への再度流入は明らかとなり、インド(10月25日まで)、シンガポール、ロシア、香港、日本、ブラジルなどの9月末の外貨準備高は軒並みに15~205億米ドルの増加となった」と説明した。

 ここで注意すべきものは、10月の外資による株式買越し累計額は706億元となったことから、10月末の外資による株式・債券保有額(時価ベース)及び台湾元預金残高は合計2,514億米ドルとなり、外貨準備高に対する割合は60%と今年の最高となった。中央銀行は、「これは2011年1月末の外資による株式・債券保有額が2,544億米ドルと外貨準備高に対する割合が66%となったの差は大きくない」と述べた。


外貨準備高・為替レートの推移[PDFファイル] [60KB]