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2013年 9月 2日作成

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 中央銀行は8月26日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、7月のM1aの伸び率(期中平均ベース)は+9.68%となった。株式市場の資金動向を表すM1bの伸び率は+8.63%とここ2年半以来の最高水準となった。M2の伸び率は+5.42%に上昇し、ここ21ヶ月以来の最高となった。金融関係者は、「M1bの伸び率がM2の伸び率を上回り、引き続きゴールデンクロスを呈していることは市場において、資金が潤沢であることを示しているが、これらの資金が株式市場に投入していないことは懸念されている」と述べた。

 米国の量的金融緩和策(QE)の縮小情報により、外資資金はアジア市場から大量に撤退したことについて、陳一端・中央銀行経済研究処副処長は、「その関連効果が拡大するかは市場の予測マインド次第であるが、いうまでもなく、QE策の縮小情報は最近のニュースではなく、すでに一定の影響を与えている。また、7月のM1b及びM2の伸び率ともに上昇したことは、主に外資資金の流入及び昨年の基準が低かったことによるものである。」と説明した。

 銀行関係者は、「最近の市場において、模様眺めの雰囲気が強く、各国の経済回復は安定しておらず、加えてQE政策の縮小時期が不透明であるため、資金は流動せず、停止状態となっている。例えば、7、8月の現金配当のピークにおいて外資は海外に送金してきたが、今年は送金しておらず、逆に外国人による台湾元建て預金口座にストックしていることから、7月末の外国人による台湾元建て預金残高は2,121億元とここ1年以来の最高となった」と指摘した。

 個人投資家の投資指標である7月末の証券振替預金残高は1.27兆元となり、M1b伸び率への寄与度は0.3%ポイントであったが、金融機関全体の普通預金残高は11.68兆元、外貨預金は3.19兆元、郵便貯金は5.12兆元と引き続き統計開始以来の最高となった。銀行関係者は、「これは台湾の資金が潤沢であるが、株式市場に投資していないことを示している。先般、外資資金がアジア市場に大量に流出入していたにもかかわらず、台湾株式市場に流入した資金は限られている。8月の外資が流出したとしても、金融情勢全体のM1b及びM2の伸び率へのインパクトが限られるだろう。主管機関が懸念することは資金の流出ではなく、如何に資金を株式市場への流入を誘導するかのことである。そうしないと、データに示した資金情勢がいくら緩和しても意味はない」との見方を示した。


金融動向表[PDFファイル]  [55KB]