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2013年 6月 3日作成

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 経済部が5月23日に発表した最新の工業生産動向によると、伝統産業の生産が持続的に調整期に入っているため、4月の工業生産指数は99.61、前年同月比▲0.88%と3ヶ月連続のマイナスとなった。製造業は同▲1.18%と3ヶ月連続のマイナスとなった。四大製造業のうち、電子部品業が同+5.05%となったことから、情報電子工業は同+2.42%となった以外、金属機電工業が▲4.01%、化学工業が▲3.79%、民生工業が▲2.64%とマイナスとなった。5月を展望すると、昨年の比較ベースが高かったため、4ヶ月連続のマイナスになる可能性が高いと見込まれている。

 楊貴顕・経済部統計処副処長は、「モバイルデバイス及び情報通信産品の買気が強いことは半導体及びモバイルチップへの需要増加をもたらし、ウェイハーの委託生産、IC製造などの生産力を押し上げた。また、LEDチップはパネルバックライト及び照明市場からの需要増により増産している」と説明した。

 一方、タブレットがコンピュータを代替したことから、ノート型パソコン、ネット接続端末及びUSBの生産が減少した。加えてパソコン及び通信設備などは市場の競争、新旧買い換え時期のため減産となったことから、4月コンピュータ電子及び光学製品は同▲7.96%となった。機械設備業は▲10.98%と3ヶ月連続して二桁のマイナスとなった。これについて、楊副処長は、「日本円レートの下落は台湾機械業の受注に影響を与えており、台湾の国内景気もよくない」と指摘した。

 工具機械は円安の影響を受けたほか、楊副処長は、「紡績業、靴業及び自動車業も影響を受けた。自動車は、消費者が円安による値下げを予測していたので、買気を凍結された。従って、自動車及び部品業は同▲5.97%と生産力が抑制された」と述べた。


 



工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]