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2013年 7月 30日作成

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 経済部が7月23日に発表した最新の工業生産動向によると、6月の工業生産指数は前年同月比▲0.43%となった。このうち、製造業生産指数は99.43で、前月比▲4.67%、前年同月比▲0.55%と今年2月から5ヶ月連続のマイナスとなった。楊貴顕・経済部統計処副処長は、「当面の世界景気の趨勢からみて、第3四半期の製造業景況感は引き続き横ばいやや弱含みとなるでしょう」と指摘した。

 6月の製造業の主要業種別では、化学材料業は昨年の比較ベースが低かったことやレジンに対する需要増加などの影響を受け、前年同月比+9.36%の激増と4ヶ月連続のマイナスを終了し、各業種での最高となった。また、電子部品業もウェハーの受託生産の増加により同+2.93%の伸びとなった。

 7月を展望すると、経済部は、「6月の製造業動向指数(生産高ベース)は53.7と50の大台を上った。これは、7月の製造業生産高が6月を上回るとの業者の予測を反映している。主要業種別のうち、化学材料業は49.8と50に近いほか、その他業種の7月の展望も楽観視されている。特に自動車及び部品業の先行きが高く評価され、指数は75.3に上ると見込まれている」と述べた。
経済部は、「6月の製造業生産は5月の▲1.10%から▲0.55%に回復し、下落幅が緩やかとなった。1~6月の累計では、前年同期比+0.13%の微増となった」と述べた。

 楊副処長は、「国際通貨基金(IMF)の予測によると、世界経済は依然として低迷のリスクに直面しており、加えて新興市場の内需不振及び米政府による量的金融緩和政策(QE)縮小の懸念などは下半期の製造業輸出の動力に影響を与える。2012年に比べ、第3四半期は「よくもなく、悪くもない横ばいやや弱含み」の趨勢となる見通しだろう」との見方を示した。

 下半期において、個人パソコンの作業システム、新型スマートフォンなどの新発売が電子部品への需要増加をもたらし、石油化学による生産能力増強などから、第3四半期の製造業生産は第2四半期より回復の機会があると見込まれている。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]