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2013年 11月 12日作成

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 経済部が9月26日に発表した最新の工業生産動向によると、8月の工業生産指数は前年同月比▲0.70%と7月のプラス成長からマイナスに転じた。このうち、9割のウェイトを占める製造業生産指数は前年同月比▲0.59%となった。これについて、経済部は、「8月の工業生産がマイナスとなった原因は主に、情報通信の生産力が減少し、機械設備及び自動車生産も工業生産に大きく寄与できなかったことに加え、昨年の基準が高かったことによるものである。9月の工業生産は再度プラスに戻ると見込まれている」との見方を示した。

 民生工業、情報電子工業、金属機電工業、化学工業四大工業のうち、民生工業は同▲2.47%と各業種において、最大の減少となった。楊貴顕・経済部統計処副処長は、「これは主に、業者が7月に中元節に向けて在庫調整を行ったため、8月の食品業は▲7.27%と季節的な生産減少となったことによるものである」と分析している。一方、牽引車となる情報電子工業について、電子部品業生産指数は116.11で、同+2.24%と唯一の成長産業で、金額として過去二番目の高水準となった。これについて、楊・副処長は、「これは主に、中低階級モバイル商品及びタブレットパソコンのICチップへの需要拡大によるウェハー、ICパッケージなどの生産増加、加えて太陽電池は日米からの需要増加、LED照明及びパネルバックライトの受注回復によるものである」と説明した。

 一方、コンピュータ電子商品及び光学製品業は同▲13.54%と3ヶ月連続の衰退となった。これは主にハイエンド通信産品の売上は予想に至らず、テレビの委託生産が減少したことによるものである。一方、光学部品及びコンピュータ備品は国際モバイル新商品の需要増加により成長を守った。

 業者は9月の製造業生産が8月より減少すると予測しているにもかかわらず、楊・副処長は、「昨年の基準値が低かったほか、半導体及び自動車業生産が増加することから、9月はプラス成長となる可能性は非常に高い」とみている。

 石油化学及び鋼鉄業は定期点検による稼動停止により、製造業生産が多少抑制される。下半期の展望について、楊・副処長は、「紡績業者が欧米からの受注が次第に回復し、鋼鉄工場の新ボイラー及び中国石油の第3ナフサーの試運転のほか、半導体生産が持続されることから、第3四半期はプラス成長に転じ、2013年通年ではプラス成長を維持することが出来ると見込まれている」との見方を示した。


工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]