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2013年 6月 3日作成

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 経済部は5月23日、最新の商業動態統計を発表した。4月の商業営業額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1兆1,575億元で、前年同月比+1.01%と2ヶ月連続のマイナスを終了した。一方、飲食レストラン業はH7N9型鶏インフルエンザの影響を受け、298億元で、同▲2.89%となり、金額として300億元台を割ってここ17ヶ月以来の最低となった。

 民間消費を反映する小売業の営業額は3,101億元で、同+0.48とマイナスからプラス成長に転じた。このうち、無店舗小売業は同+10.4%の大幅増と各業種において最大な増加幅となった。次いで食品、飲料及びタバコ製品業は母の日向けての消費増加により、同+2.9%となった。楊貴顕・経済部副統計長は、「4月は梅雨のため、消費者は外出消費から在宅購買の習慣に変わった。また、春物の新発売が消費意欲をもたらした。また、バイク自動車及び部品業は同+3.6%となった。これは自動車業者が販促イベントを行ったほか、昨年の基準値が低かったことによるものである」と分析している。

 4月の百貨店は、母の日に向けての消費拡大、清明節の連休による消費増加により前月比+23.18%となったが、前年同月比▲0.99%となった。コンビ二は飲料及び軽食産品の販売好調により同+1.31%となった。ここで注意すべきことは、飲食レストラン業の営業額は298億元、同▲2.89%となり、金額として2011年12月以降の最低となった。このうち、飲料店は気温の上昇及び新商品の発売により同+12.6%となったものの、レストラン業は全体を占める割合が大きいため、飲料店の強勢的な成長はレストラン業の不況をカーバすることはできなかった。

 対外貿易を反映する卸売業の営業額は8,173億元、同+1.37%と2ヶ月連続のマイナスを脱した。このうち、家庭器具及び用品卸売業は同+11.3%と各業種において最大な増加幅となった。これは主にゴールド価格の暴落に当たって投資家が大量に買い増したことによるものである。

 5月を展望すると、楊副統計長は、「5月は母の日及び中国大陸の長い連休による消費拡大、鶏インフルエンザの緩和及び端午節向けの消費増加などから、小売業及び飲食レストラン業は引き続き増加するが、卸売業は横ばいとなるだろう」との見方を示した。




商業動態表[PDFファイル]  [66KB]