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2014年 8月 6日作成

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 中央銀行は7月25日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、6月のM1aの対前年比伸び率は+8.08%となった。M1bの対前年比伸び率は+7.46%とここ13ヶ月以来の最低となった。M2の対前年比伸び率(期中平均ベース)は+5.74%に下降し、ここ4ヶ月以来の最低となった。株式市場の資金動向とみなされるM1bの対前年比伸び率は2012年10月から今年6月までM2の伸び率を21ヶ月連続して上回った。両者の差は1.72ポイントまで縮小し、ここ18ヶ月以来の最小となった。また、2014年上半期のM1b及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+8.68%、+5.89%となった。

 中央銀行の官員は、「これは主に納税の増加、銀行貸出・投資の伸び悩みによるものである。一方、市場資金が依然として潤沢であり、加えて上場・店頭会社の現金配当の時期に入り、M1bの対年前比伸び率上昇にプラスとなり、株式市場が引き続き活況する原動力となる」との見方を示した。

 曾銘宗・金融監督管理委員会主任委員は、「6月22日までの外資純流入累計額は1939.8億米ドルとなった。7月は外資が流出、流入していたものの、7月の純流入額は10億米ドルに迫り、11ヶ月連続の純流入となる見通しである。当面の株式市場は大きな変化はなく、楽観視しつつ、注視する」と述べた。

 中央銀行は、「M1b及びM2伸び率の差は5ヶ月連続して縮小したものの、M1bの伸び率が依然としてM2の伸び率を上回り、市場資金は引き続き潤沢で、資金の流動も持続していることを示している。また、現在は現金配当の時期でもあり、資金供給にプラスとなる」と指摘した。

 金管会の統計によると、7月21日時点において、上場・店頭会社が7月、8月、9月に発給する現金配当額はそれぞれ1,958億元、3,762億元、928億元となり、通年の現金配当総額は昨年の7,082億元を上回り、M1bの伸びにプラスとなると見込まれている。

 中央銀行の統計によると、6月の株価平均指数が9,229ポイントとここ6年以来の最高となったことから、個人投資家の投資可能額を表す6月末の証券振替決済預金残高は前月比139億元増の1兆3,968億元と過去最高となった。


(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。




金融動向表[PDFファイル]  [60KB]