本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
【全・日】ヘッダーリンク
更新日時

2015年 2月 2日作成

コンテンツ

 中央銀行は12月25日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、11月のM1aの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+8.65%。M1bの対前年比伸び率は+6.95%と4ヶ月連続の下降で、ここ18ヶ月以来の最低となった。一方、M2の対前年比伸び率は+4.98%から+5.22%に上昇した。これは主に、11月の外資資金が27.35億米ドルの純流入に転じたことによるものである。

 株式市場への資金の動向とみなされるM1bの対前年比伸び率は2012年10月から今年の10月までM2の伸び率を2年ほど連続して上回ったが、11月は両差の差は1.73ポイントまで縮小し、ここ5ヶ月以来の最小となった。

 中央銀行の官員は、「市場資金の供給が潤沢であり、昨年の基準値がやや低かったため、12月のM1bの対前年比伸び率は下げ止まり上昇する可能性はある」とみている。また、「11月の加権指数200ポイントの上昇は証券振替決済預金残高が2ヶ月連続の下降を収束したことに反映し、11月の証券振替決済預金残高は前月比140億元増加の1兆4,209億元となった。外国人による台湾元建て預金残高は株式市場への投資が持続したことにより2,245億元から2,069億元に減少した」と補足した。一方、金融関係者は、「M1bの対前年比伸び率が引き続き下降すれば、ゴールデンクロス(M1b がM2を上回る)からデットクロス(M1bがM2を下回る)に転じる懸念がある」とみている。

 11月のM2の対前年比伸び率が2ヶ月連続の下降を収束したことについて、中央銀行の官員は、「11月のM1b及びM2の差が縮小した原因は主に昨年基準値の影響を受けたためである、単なる基準値要素から見た場合、M1bの対前年比伸び率は12月に下げ止まり、両者の差がこれより拡大しないだろう」との見方を示した。

 米ドル相場は引き続き強い趨勢を見せる中、11月から新たにアジア通貨の下落戦が行われたことから、台湾元資金が大量に米ドル預金にシフトした。中央銀行の統計によれば、11月末の外貨預金は前月比1,589億元増加の4兆元近くまで大幅に増加した。

  


(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。



金融動向表[PDFファイル]  [55KB]