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2014年 12月 1日作成

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 経済部は11月24日、最新の工業生産動向を発表した。それによると、アップルスマホ新商品発売の好調が電子部品業の生産拡大をもたらしたことから、10月の工業生産指数は112.56、前年同月比+8.97%、指数として過去最高となった。製造業生産指数は112.1、前年同月比+9.00%と9ヶ月連続の成長、指数として過去2番目の高水準となった。このうち、四大業種について、情報電子工業が+16.58%、金属機電工業が+7.43%、民生工業が+1.8%、化学工業が▲0.62%となった。

 楊貴顕・経済部統計処副処長は、「ハイエンド半導体の受注好調、景気回復に伴うウェハーの受託生産の増加、及びICパッケージなどの増産から、10月のIC業生産指数は164.18と4ヶ月連続の過去最高となった。ここで注意すべきことは、大型パネルの出荷が旺盛しているものの、液晶パネル及び備品業は同▲0.94%となったこと。これはタッチパネル、マザーボードの市場が不況であり、加えて業者による労働集約型生産を海外に移転し、国内で生産しなかったことによるものである」と指摘した。また、「世界景気の回復により自動化設備に対する需要が増加していることから、機械設備業は同+14.93%と5ヶ月連続して二桁の成長となった。このうち、プラスチック機械、金属加工用機械、半導体生産設備、運送設備なども明らかに生産拡大した」と述べた。

 また、統計処は、「10月のパソコン電子産品及び光学製品は同+17.69%と9ヶ月連続のプラス成長となった。これは主に、光学部品がi phone新商品発売の好調により大幅に増産し、加えて機械生産の旺盛、及びクラウド・コンピューティングの活用がそれぞれ工業パソコン及びサーバーの増産をもたらしたこと、組み立て受託業者がニーズに応じたノートパソコン及び部品の増産などによるものである」と指摘した。

 今後を展望すると、統計処は、「半導体出荷のピークが過ぎ、在庫調整の段階に入るため、11月の生産高は10月を下回るものの、装置型モバイル及びインターネット活用の物流の盛り上がりは情報電子工業生産力の下支えとなり、加えて機械、小型自動車及び鋼鉄の増産から、第4四半期の製造業生産は昨年第3四半期以来の成長趨勢を継続するだろう」との見方を示した。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [76KB]