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2014年 8月 6日作成

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 行政院主計総処は7月8日に、最新の物価調査結果を発表した。それによると、外食価格及び電気代の値上がりから、6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+1.64%に上昇した。このうち、コア物価の上昇幅がここ16ヶ月以来の最高となり、外食費の上昇幅もここ65ヶ月以来の最高となった。全体の物価水準が安定しているものの、購買頻度の高い商品の上昇幅は依然として高まっており、物価上昇圧力の住民への影響が引き続き大きい。

 主計総処は、「6月の食物類の価格は前月より下落したものの、前年同月に比べ+3.78%の上昇となった。これは主に、卵、肉類及び水産品の小売価格は依然として高水準にあり、うち外食費の年増率が+3.96%となったほか、卵価格も+21.6%とここ30ヶ月以来の最高となった」と指摘した。

 蔡鈺泰・総合統計処副処長は、「6月の消費者物価(CPI)は同+1.64%と過去3ヶ月の上昇幅とほぼ同様で、過去最高ではない。また、行政院の物価安定チームが監視している17項目の重要民生物資の上昇幅も+6.06%と過去最高ではなく、物価情勢が安定している」と述べた。

 一方、外食費、電気代(昨年に第二段階の電気代値上がり策を実施し、6月からは夏季電気料金を適用するため、同+5.69%となった)、及び購買頻度の高い産品の値上がりが持続し、居住者には物価上昇の圧力を強く感じさせている。

 毎月少なくとも一度の購買、四半期ごとに少なくとも一度の購買の項目について、6月の上昇幅はそれぞれ+2.71%、+3.25%となり、一年以上しか購買しない項目は同+0.19%となった。

 同時に主計総処は中央銀行が関心を払うコア物価指数を発表した。蔡副処長は、「コア物価指数は青果類、エネルギーなどの短期変動要因を除き、長期の物価趨勢を呈するものである。6月のコア物価指数は同+1.48%とここ16ヶ月以来の最高となったものの、上昇幅が安定している」と説明した。

 また、7月8日に発表した第2四半期のCPI上昇幅は+1.64%と予測値(+1.53%)を上回った。これについて蔡副処長は、「これは主に食物類の価格の上昇幅が予想を上回ったことによるものである。今年の通年のインフレ率が上方修正するかについては、下半期の天候次第である。天候に恵まれれば、今年の予測値+1.53%に達する可能性が高い」との見方を示した。



物価動向表[PDFファイル] [57KB]