本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
【全・日】ヘッダーリンク
更新日時

2015年 10月 7日作成

コンテンツ

 中央銀行は9月4日に最新の外貨準備高統計を発表した。それによると、8月の外資流出が拡大したにもかかわらず、8月末の外貨準備高は前月より28.35億米ドル増加の4,247.91億米ドルとなった。顔輝煌・中央銀行外為局長は、「8月は、世界の株式市場が軒並み暴落し、米ドル以外の世界通貨が次々と下落したものの、ユーロ、日本円相場は上昇した。同行はリスクヘッジのために、外貨準備高の中にユーロや日本円を保有し、米ドル換算後の資産価値が増加していることから、8月の外貨準備高の増加は主に外貨準備高の投資運用益の増加、及びユーロなど主要貨幣の対米ドルレートの上昇(8月ユーロ+2.59%、日本円+2.49%)による換算後の資産評価額の増加によるものである。」と説明した。

 近年、中央銀行の国庫納付金は約1,800億元以上で、歳入の1割を占めている。8月の外資流出額が34.84億米ドルに上り、月当たりではここ47ヶ月の最高となったほか、3ヶ月連続の流出となり、累計90.77億米ドルの流出額となったにもかかわらず、6~8月の外貨準備高は次第に増加し、8月は過去最高となった。

 8月の世界株式市場の暴落に対し、台湾も外資資金の撤退を避けられず、現金配当などの海外送金額は30億米ドル強となった。中央銀行の統計によると、8月の外資による株式・債券保有額(時価ベース)及び台湾元預金残高の合計は2,507億米ドルとなり、外貨準備高に対する割合は59%とここ18ヶ月の最低となった。外貨準備高に対する割合は、5月の過去最高(3,225億米ドル、占め率77%)から6月、7月、8月の3ヶ月の合計で718億米ドル減少した。

 顔局長は、「アジア主要貨幣のレートが次々と下落し、株式市場も大幅に下方修正されたものの、1997年或いは2008年のような包括的な金融危機を発生せず、同行としては随時対応策を考えており、市場の安定を守る一定の力を持っている」と発表した。




外貨準備高・為替レートの推移[PDFファイル] [60KB]