中央銀行は2月5日に最新の外貨準備高統計を発表した。それによると、米ドルの強みが持続していることから、1月末の外貨準備高は4,159.03億米ドルと前月より30.77億米ドルの減少と3ヶ月連続の減少で、ここ14ヶ月以来の最低となった。
顔輝煌・中央銀行外為局長は、「1月の外貨準備高が減少した原因は、主にユーロなど主要貨幣の対米ドルレートの下落に伴う換算後の資産価値が大幅に減少し、外貨準備の投資益を上回ったことによるものである。2014年通年の米ドル指数は12.55%の上昇で、今年の1月はさらに0.56%上昇した。石油価格の下落及び他国中銀による利下げ或いは金融緩和政策などは、米ドル相場の動向を左右する」と説明した。また、「スイスSNB、欧州ECB、シンガポールMAS、オーストラリア中銀、ロシア中銀などの10ヶ国は金融緩和政策を実施しており、加えてギリシャ問題、石油価格の暴落、為替相場変動の拡大など、当行として引き続き密切に注意を払い、慎重に対応する」と述べた。
外貨準備高・為替レートの推移[PDFファイル] [60KB]