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2015年 10月 7日作成

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 経済部は9月23日、最新の商業動態統計を発表した。同調査によると、8月の商業売上額(卸売、小売及び飲食レストラン業)は1兆1,713億元、前年同月比▲2.91%と6ヶ月連続のマイナスとなった。このうち、卸売業売上額は8,055億元で、同▲4.01%と各業種では最大の下落幅となった。1~8月の商業売上額は前年同期比▲2.17%となった。予測では、9月の商業売上額は8月より微増となるが、比較基準がやや高かった(昨年9月1兆2,447億元)ため、同▲3~4%と引き続きマイナスとなる見込み。楊貴顕・経済部統計処副処長は、「今年は、マイナスからプラスに好転するのは難しい」との見方を示した。

 8月の情報電子産品の購買が縮減し、加えて家庭器具、建築材料、化学など卸売業売上額の減少により商業売上全体の成長に頭打ちとなった。楊副処長は、「卸売業の購買は昨年第4四半期から縮減し、未だに緩和現象が見られず、加えて石油価格及び鋼鉄価格が持続的に下落しているため、衝撃は大きい。一方、8月の機械器具業の減少幅が縮小し、国際ブランドの服飾メーカーが台湾に進出することにより、布・服飾品卸売業のプラス成長を継続的に支えることから、8月の卸売業の減少幅が小幅な縮小にとどまった」と分析している。

 小売業について、コンビニ、量販店及び無店舗小売業は旧暦7月の祭祀に伴う需要増加により売上が伸びたものの、燃料業は石油価格の下落により同▲28.7%となり、情報通信及び家電設備業はエアコン及び扇風機への需要減少により同▲7.6%となった。飲食レストラン業は前年同月比+2.27%となったが、これは主にメーカーによる店舗展開及び飲食配達業の売上げ増加によるものである。楊・副処長は、「卸売業は商業売上額全体の7割を占め、卸売業うちの4割は輸出の影響を受けており、輸出がタイトになると、卸売業売上額に影響を与える」と指摘した。

 今後を展望すると、卸売業はクリスマス向けの消費拡大、モバイル新商品の発売、及び秋冬服飾の入荷による需要増加は売上の伸びにプラスとなる。楊・副処長は「小売飲食レストラン業は9月の百貨店の開店記念セールの実施により、11月ごろ百貨店の売上がピークに達するとともに、コンピューター関連の販売ルート、店舗、食品等の収益の成長を押し上げる見込みとの見方を示した。





商業動態表[PDFファイル]  [66KB]