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2016年 5月 11日作成

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 中央銀行は4月25日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、3 月のM1aの対前年比伸び率(期中平均ベース)は+7.58%となった。普通預金の大幅増から、株式市場の資金動向とみなされるM1bの対前年比伸び率は+6.16%となった。広義マネーサプライであるM2の対前年比伸び率は+4.81%とここ34ヶ月の最低となった。

 3月は、外資が大量に株式市場に流入したため、外国人による台湾元建て預金残高は前年同月比2割近い伸びとなったほか、3月のM1bの対前年比伸び率の上昇を押し上げた。一方、M2の伸び率は外貨預金の減少によりM1bの伸び率を下回るゴールデンクロスが持続し、両者の差は更に1.3ポイントまで拡大し、株式市場の活況にプラスとなる。

 M1bの対前年比伸び率は昨年9月からM2の伸び率を上回るゴールデンクロスの状態がすでに7ヶ月続いている。市場関係者は、「中央銀行主導の資金情勢は株式市場の活況にプラスとなる」とみている。M2の対前年比伸び率の下降は主に外貨預金の伸び悩みによるものであり、3月の外貨預金は前年比+11.7%と2013年4月以来の最低となったものの、金額は4兆8,436億元と過去最高となった。

 中央銀行の官員は、「外貨預金が伸び悩みとなった原因は、主に3月の台湾元の対米ドルレートが2月より約2%の上昇となり、さらに上昇するとの市場の予測により一部の企業が米ドルを台湾元預金に換えたこと、また台湾元レートの上昇に伴う米ドルベース資産価値の減少によるものである」と説明した。

 3月の外資流入額は60.92億米ドルで、株買越し額は1,601億元に達したことは、外資が流入した後、多くは株式市場に流入したことを示している。また、3月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比15億元減少の1,851億元となり、同じく株式市場に積極的に投資していることを反映している。




(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。





金融動向表[PDFファイル]  [56KB]