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2017年 6月 29日作成

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 行政院主計総処は7月24日、最新の労働力調査を発表した。同調査によると、新卒者が労働市場に流入した影響を受け、6月の失業率は3.74%に上昇したものの、季節調整後の失業率は3.78%と直近22ヶ月の最低水準となった。
 今年上半期の失業率は3.75%と前年同期の3.89%を下回った。就業人数は1,132万人と前年同期の1,124万人に比べ増加した。
 ここで注意すべきことは、上半期の各年齢層の失業率とも前年同期より改善したことに対し、15~19才の失業率は0.63ポイントの大幅増となった。これについて、主計総処は、「失業率には季節要因が多く含まれており、毎年の卒業シーズンは10万人以上の卒業生による労働市場への流入に伴い、供給が需要を上回ったことから、失業率は6月から上昇が続く一方、8月のピークを迎えてから次第に改善される見込み」と説明した。
 潘寧馨・主計総処国勢調査処副処長は、「6月の失業者数が44万人の増加、失業率が3.74%に上昇したが、就業人数は前月比6,000人の増加となった」と述べた。また、「6月の季節調整後の失業率は3.78%と前月比0.01ポイント減と直近22ヶ月の最低水準となった。これは労働市場において、卒業シーズンに伴い失業率が上昇する現象が見られたものの、全体として労働市場は安定していると言える」との見方を示した。
 一方、上半期の15~19才の失業率が9.23%と前年同期比0.63ポイントの大幅増となったことについて、潘副処長は、「今年の景気が良くなったことに伴い、各年齢層の失業率ともに改善した一方、15~19才の失業率のみが上昇したことに関して、本処で検討中にある」と述べた。
7月の雇用情勢について、潘副処長は、「新卒者の流入が持続するため、過去の経験から述べると、7月の失業率はさらに上昇すると見込まれる」と述べた。
 労働部の統計によると、6月の各就業サービス機構に登録した求人者数は121,181人と前月比▲2.58%となった。新規の求人者数は72,506人と同月では直近4ヶ月の最高となり、前月比+11.87%の増加、求職者一人当たりに約1.67件の就労機会があることを示している。
夏季アルバイトや卒業シーズンの影響を受け、19才以下の求職者は前月比+166.48%、20~24才は+27.76%とそれぞれ過去3年、4年で最高となった。

              雇用動向表[PDFファイル] [57KB]