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2017年 5月 2日作成

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 中央銀行は4月24日、最新のマネーサプライを発表した。それによると、3月のM1bの対前年比伸び率は+4.57%と4年2ヶ月以来の最低水準となった。M2の対前年比伸び率+3.64%となり、M1bの対前年比伸び率を下回るゴールデンクロスが19ヶ月続いたが、両者の差は0.93ポイントに縮小し、ここ15ヶ月の最小となった。1~3月のM1b及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+5.23%、+3.64%となった。

 個人投資家が積極的に株投資していることから、3月末の証券振替決済預金残高は1.61兆元の過去最高額となった。

 中央銀行の官員は、「3月のM1bの対前年比伸び率が下落した原因は、主に民衆及び企業の資金調達ルートが多様化したこと、高金利の預金が終了後、その資金が定期預金や貯蓄型保険に切り替えられたため、普通預金の伸びが減少したこと、加えて株式市場の活況から、3月の個人投資家比率は2月の56.7%から57.4%に上昇し、ここ2年3ヶ月の最高となり、証券振替決済預金残高の過去最高につながったことである。一方、M2の対前年比伸び率が上昇した原因は、主に銀行貸出及び投資の増加や外資純流入の持続(3月の純流入額33.2億米ドル)によるものである」と説明した。

 中央銀行の統計によると、3月の株取引高(日平均)は2月の985億元から857億元に減少したものの、株価指数の月平均は先月の9,674ポイントから9,796ポイントに上昇した。中央銀行は、これは主に個人投資家の投資比率が増加し、外資の比率が減少したことによるものであると分析している。

 3月の外貨預金は前月比427億元増加の5.21兆元と過去最高となった。うち米ドルが大半となった。中央銀行の官員は、「外貨預金の残高が引き続き増加していることは、主に企業の貿易リスクヘッジのニーズ、個人の資産配置、及び米金利の上昇に伴う米ドルレートが長期的に上昇趨勢となる予測から、元高ドル安の時期を図り、ドル買い或いは外貨建て保険商品を購入したことによるものである」と述べた。

 3月の超過準備純額は2月の502億元から504億元の微増となったが、依然として昨年以来の高水準を守っている。これについて、中央銀行の官員は、「今後、世界中の中での不確定要素が依然として多く、最近のフランス大統領選挙、北朝鮮戦争問題、イギリスのEU離脱、米金利の引上げなどに対し、引き続き適度な金融緩和政策を維持する必要がある」との見方を示した。


                                            
(註)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の小切手預金および非定期性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。






金融動向表[PDFファイル]  [60KB]