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2018年 5月 28日更新

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 経済部は1月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、景気回復の恩恵を受けて、2017年12月の工業生産指数は113.42、前年同月比+1.20%と8ヶ月連続のプラス成長となった。高いウェイトを占める12月の製造業生産指数は114.94、前年同月比+0.93%となり、20ヶ月連続のプラス成長となった。2017年通年の工業生産指数は109.63、前年比+2.90%となった。製造業生産指数は111.42、前年比+3.74%と過去3年で最大な増加幅となった。このうち、電子部品業及び機械業はそれぞれ前年比+5.70%、+11.94%となり、製造業生産に大きく寄与した。
 2017年の化学材料業、基本金属業、自動車及びその部品業はプラス成長を維持した。一方、パソコン及び光学製品業は前年比▲3.76%となった。これについて、王淑娟・経済部統計処副処長は、「主に、モバイル、ネット通信設備、光学レンズ、光学製品のうちのモバイル装置が国際競争力の激化によって減産したことによるものである」と説明した。
 王副処長は、「2017年12月の製造業生産がプラスとなったことは主に、景気回復に伴う自動化製品の需要の増加、工具機械、電子及び半導体生産設備、ボールねじなどの増産により、機械業が前年同月比+7.47%の大幅増となったことによるものである。一方、製造業生産のうち最も高いウェイトを占める電子部品業は前年同月比+0.9%にとどまった。これは主に、スマート科学技術の応用がICパッケージ、プリント基板、メモリーなどへの需要増加をもたらしたものの、12インチウェハーの受託生産は価格の高騰により減産し、増加幅が小さかったことによるものである」と説明した。
 今後の展望について、王副処長は、「2018年の製造業生産は、例年からみて、第1四半期はオフシーズンであるものの、前年の1月は旧正月を受けて稼動日数が18日間にとどまり、基準値が低かったため、1月の製造業生産指数は+5%以上となる見通しである。世界景気が拡大しており、IMFが世界経済の成長見通しを+0.2%ポイント引き上げ、2018年の経済成長率は+3.9%と2017年を上回ることに加え、将来を見据えたインフラ建設の始動、行政部門による製造業投資の促進により、第1四半期はプラス成長を維持するだろう」とみている旨が示された。

 

工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [75KB]