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 経済部は7月24日、最新の工業生産動向を発表した。それによると、電子部品業や化学材料業の生産が予想を上回ったことから、6月の工業生産指数は111.35、前年同月比+3.14%と指数として同期での過去最高となった。また、高いウェイトを占める製造業生産指数は113.01、前年同月比+3.6%と14ヶ月連続のプラス成長となり、指数として同期での過去最高となった。
 主計総処は、「7月の製造業生産指数の年間増加率は4%~5%の間で推移するだろう」と予測している。
 王淑娟・経済部統計処副処長は、「電子部品業や化学材料業が好調を維持し、両者の生産指数とも同期で過去最高となった。上半期の製造業は前年同期比+4.65%と直近3年で最大の増加幅となった。これは国内製造業が安定しながら拡張の軌道に乗りつつあることを反映している。四半期でみると、第2四半期の工業生産及び製造業生産とも同期で過去最高となった。例年を見ると、6月の電子部品業生産は5月を下回るが、今年の6月の電子部品業は5月を上回り、オフシーズンにもかかわらず、好調となったことは、主に半導体業者の在庫消化が予想より進んでおり、新興科学技術への応用拡大、大型パネルへの需要増加によるものである」と分析している。
 業種別に見ると、電子部品業のうちのICや液晶パネル及びその部品業はそれぞれ同+9.22%、+10.39%となった。王副処長は、「上半期のパネル業は前年同期比+9.08%となったが、下半期において、中国工場の増産の影響を受け得るが、台湾技術の優位性及び市場での差別化が図れているため、引き続きプラス成長を維持するだろう。また、化学材料業について、過去において6月はオフシーズンであるが、今年は、業者の購買意欲が高まり、世界景気の回復が購入意欲の増加をもたらした」と説明した。
 その他主要産業について、機械設備業、化学材料業はそれぞれ同+10.8%、+4.01%となった。一方、パソコン電子産品及び光学製品業、自動車及び部品業、基本金属業は軒並み減少した。しかし、パソコン電子産品及び光学製品業の下落幅は▲0.04%と4月、5月の二桁の下落幅に比べ明らかに縮小した。王副処長は、「これは、主に台湾の携帯生産工場による新商品の発売、市場の好調の程度が予想を上回り、半導体検査設備への需要増加が一部の下落幅を相殺したためである。生産動向指数をみると、重要部品の供給不足の問題が依然として存在しているものの、半導体検査設備への持続的な需要は、原材料不足による生産損失を補填し、来月のパソコン電子産品及び光学商品業はマイナスからプラスに転じる可能性がある」との見方を示した。
 

工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [75KB]