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2017年 6月 29日作成

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 経済部は6月23日、最新の工業生産動向を発表した。それによると、5月はIT産業のオフシーズンであるが、スマホ業者の在庫消化の順調、パネルへの需要増加から、高いウェイト(93%)を占める5月の製造業生産指数は前年同月比+2.02%と13ヶ月連続のプラス成長となった。したがって、5月の工業生産指数は前年同月比+0.78%とプラス成長に転じた。1~5月の工業生産指数及び製造業生産指数はそれぞれ+1.53%、+1.99%と同期での過去最高となった。
 王淑娟・経済部統計処副処長は、「電子部品業が好調を維持し、IC業は前年同月比+11.96%と13ヶ月連続のプラス成長となり、12ヶ月連続の二桁の成長となった。パネル業は同+11.28%と10ヶ月連続のプラス成長で、4ヶ月連続の二桁の成長となった」と指摘した。
 ここで注意すべきことは、パネル業が二桁の成長を維持したものの、増加幅は前月より縮小した。これについて、王副処長は、「1~5月のパネル業は前年同期比+10.07%となった。これは主に、台湾の技術が中国を上回り、韓国業者の生産ラインの停止により海外の受注が台湾に次々と振られてきたこと、大型テレビが趨勢となり、世界の大型パネルへの需要増加をもたらしたことによるものである」と分析した。また、「統計処の調査によると、下半期は一部の中国工場が増産する可能性があるため、パネル業の年増率は上半期ほどではない」との見方を示した。
 化学材料業は軽油分解工場点検の終了による再起動、石油化学原材料の買気回復により前年同月比+3.25%と2ヶ月連続のマイナス成長を終了した。機械設備業は自動化生産、化学技術工場の拡張により同+7.48%と両方とも製造業の成長に大きく寄与した。
 一方、最近のパソコン、電子及び光学製品業は同▲12.23%と引続き低迷している。王副処長は、「パソコン、電子及び光学製品業の下降は国際スマホ業者間の過度な競争、加えて一部の重要部品の供給不足によるものである」と説明した。
 今後を展望すると、王副処長は、「6月は電子業のオフシーズンであるため、6月の製造業生産は+1%、第2四半期は約+1.5%となる見通しであるが、下半期から国際スマホ工場による新商品の発売が製造業の生産好調をもたらすだろう」との見方を示した。  

工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [75KB]