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2018年 5月 28日更新

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 経済部統計処は9月22日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。それによると、8月の小売業売上額は3,426億元となり、前年同月比+4.30%となった。1~8月の小売業売上額は2.7兆元近くとなり、前年同期比▲0.05%と減少幅が縮小した。また、8月の中国人観光客は25万人となり、前年同月比+0.6%と15ヶ月ぶりのプラス成長となった。これは昨年蔡総統の就任に対する中国人観光客の減少要因が薄くなってきたことを反映している。
内需を反映する8月の飲食レストラン業売上額は391億元となり、前年同月比+4.2%となった。外食価格を除いた実質成長率は約+2.0%となった。これは、主に猛暑を受けて、飲料店におけるアイス及び飲料の売上好調により同+7.4%となったことによるものである。
 王淑娟・統計処副処長は、「小売業が成長した原因は主に、自動車・バイクの販売好調によるものである。また、内需消費が緩やかに回復し、今年はプラス成長を維持すると期待される」との見方を示した。また、「9月は中元節による消費増加、中秋節の贈り物商戦、百貨店による開店記念セールの実施などの好材料があるものの、自動車・バイクは旧暦7月の消費控えシーズンに入ることから、小売業売上額は前年比概ね横ばい或いは微減となる見通しである」と述べた。
 8月の自動車・バイク小売業売上額は507億元となり、前年同月比+30%超の増加となった。これについて、王副処長は、「自動車・バイク業の大幅増は、主に昨年の基準値がやや低かったこと、加えて新型自動車の販売が好調であることによるものである。また、自動車・バイク小売業を除いた8月の小売業売上額は同+0.8%となり、直前2ヶ月の前年比減少から改善した」と説明した。
 王副処長は、「第4四半期において、百貨店の開店記念セールに伴う消費増、中国からの観光客激減の影響が次第に弱まりつつ、小売業売上額がプラス成長に戻ったことから、通年の小売業売上額はプラス成長を維持するだろう」との見方を示した。

卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]  [64KB]