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2018年 5月 28日更新

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 経済部統計処は8月24日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。
一.卸売業売上額
 1.7月の卸売業売上額は8,384億元、前月比▲1.6%となり、季節調整後は▲0.4%となった。
 2.卸売業売上額は前年同月比+4.24%となり、このうち、機械器具卸売業は同+11.2%となった。
   これは主にサーバー及びメモリー、チップなどの部品への需要が持続的に増加していることによるものである。
  建築材料業は同+4.9%となった。これは主に鉄鋼商品価格の上昇及び受注の増加によるものである。薬品及び化
  粧品業は同+8.7%となった。これは主に業者が新薬の輸入及び通販を展開したことによるものである。布・服飾
  品業は同▲10.0%となった。これは主に輸出の減少によるものである。自動車・バイク業は同▲6.3%となった。
  これは主に新旧買替え補助政策の刺激効果が次第に減少したことによるものである。
二. 小売業売上額
 1.7月の小売業売上額は3,388億元、前月比+2.9%となり、季節調整後は+0.1%となった。
 2.(1) 小売業売上額は前年同月比▲1.66%となった。このうち、総合商品小売業は同▲0.7%となった。自動車バ
    イク業は同▲2.9%となった。これは主に新旧買い替え政策の効果が減少したこと、また、今年は人々が消費
    を控える傾向のある旧暦7月(例年は新暦の8月上旬頃)の到来が昨年よりも遅いため、その前のまとめ買いの
    シーズンに当たる新暦の7月において購買意欲が十分に高まらなかったことによるものである。情報通信及び
    家電設備業は同▲4.4%となった。これは主に店舗の閉鎖・減少、新旧買い替え時期による様子見によるもの
    である。家庭器具及び用品業は同▲8.8%となった。これは主に中国観光客の減少、高額の宝石や時計などへ
    の需要が引き続き弱まっていることによるものである。
   (2) 総合商品小売業は前年同月比▲0.7%となった。このうち、百貨店は同▲3.93%となった。これは主に昨
    年同月における業者の販促の実施により、基準値がやや高かったことによるものである。量販店は同▲0.58%
    となった。これは主に今年の中元節(台湾のお盆)が9月(昨年は8月)であるため、販促期が昨年より遅くな
    ったためである。コンビニは同▲0.15%となり、スーパーは新規店舗展開や販促の実施により、同+5.98%
    となった。その他総合商品小売業は同▲4.3%となった。これは主に外国人団体ツアーの減少に伴い、お土産
    店の売上げが減少したことによるものである。
三.飲食レストラン業売上額
 1.7月の飲食レストラン業売上額は384億元、前月比+5.2%となり、季節調整後は+1.0%となった。
 2.7月の飲食レストラン業売上額は前年同月比+1.78%となった。このうち、レストラン業は業者による新規店舗
  の展開或いはニューブランドの導入により、同+1.7%となった。飲料店は新規店舗の展開により同+1.4%となっ
  た。
四.総合分析及び動向指数
 1.卸売業について、旺盛な外需の恩恵を受け、7月の卸売業売上額は8,384億元、前年同月比+4.2%と(1月の旧
  正月要因を除く)9ヶ月連続のプラス成長となった。うち機械器具業はサーバー、チップ、メモリーなど電子部品
  の販売好調により、同+11.2%と卸売業全体の売り上げに大きく寄与した。
 2.小売業について、7月の小売業売上額は3,388億元、前年同月比▲1.7%となった。このうち、総合商品業の百
  貨店は、前年同月に業者による販促の実施により基準値が高かったため、同▲3.9%となった。量販店は今年中元
  節(台湾のお盆)の販促時期が昨年よりもやや遅れたため、同▲6.0%となった。自動車・バイク業は新旧買い替
  え政策の効果が次第に減少したことにより、同▲2.9%となった。情報通信及び家電設備業は新旧買い替え時期に
  よる様子見により、同▲4.4%となった。家庭器具及び用品業は中国観光客の減少により、高額の宝石や時計など
  への需要が弱まったため、同▲8.8%となった。
 3.飲食レストラン業について、7月の飲食レストラン業の売上額は384億元となり、前年同月比+1.8%と金額とし
  ては過去最高となった。これは主にニューブランドの展開によるものである。
 4.先行きを展望すると、卸売業は、モバイル新装置が次々と販売となり、加えて高速演算技術やIOTなどの新興応
  用技術の開発の加速により、チップ、メモリーなど電子部品業への需要増加が持続されるため、8月の売上額は引
  き続きプラス成長となる見通しである。小売業は、中元節による消費のピーク、父の日、中国のバレンタインなど
  の贈り物シーズンの到来により、食品、飲食、総合商品などの売上げの増加をもたらし、売上額はプラス成長に反
  転すると見込まれる。飲食レストラン業は、父の日、中国のバレンタインによる食事会のシーズン、連日の高温に
  よるアイス商品への需要増加をもたらし、売上額は引き続き増加すると期待される。

卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]  [64KB]