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2018年 5月 28日更新

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 経済部統計処は11月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。

一. 卸売業売上額
  1. 10月の卸売業売上額は8,597億元、前月比▲3.0%となり、季節調整後は▲1.3%となった。
  2.  卸売業売上額は前年同月比+3.90%となり、このうち、機械器具卸売業は同+8.0%となった。これは主に消費
   シーズンに向けてモバイル新措置の在庫補填、資料センターへの需要増加により、メモリー、チップ、サーバーな
   どの部品販売が好調となったことによるものである。建築材料業は同+11.5%となった。これは主に鉄鋼商品の
       輸出量や価格が上昇したことによるものである。薬品及び化粧品業は同+5.4%となった。これは主に記念セール
       による在庫補填の増加、医療・健康食品の販売好調によるものである。布・服飾品業は同▲6.7%となった。これ
       は主に海外からの受注が減少したことによるものである。

二. 小売業売上額
  1. 10月の小売業売上額は3,681億元、前月比+7.8%となり、季節調整後は▲1.4%となった。
  2. 小売業売上額は前年同月比+3.2%となった。このうち、総合商品小売業は同+6.5%となった。食品、飲料、タ
      バコ業は中秋節の連休により同+5.5%となった。布・服飾品業、医薬品・化粧品業は業者による新規営業拠点の
      展開、記念セールの実施により、それぞれ同+5.3%、+5.6%となった。無店舗小売業は同+5.2%となった。こ
      れは主に、年末期の消費増、記念セールの実施によるものである。情報通信及び家電設備業は店舗の閉鎖、モバイ
      ル装置の売上不調により同▲5.5%となった。
       総合商品小売業について、百貨店は同+6.5%となった。これは主に記念セールの実施、双十節の連休効果、業
      者によるニューブランドの導入によるものである。スーパーは同+9.7%となった。これは主に、業者による新規
      店舗の展開、中秋節による消費増、販促イベントの実施による売上の増加によるものである。コンビニは同+
      2.9%となった。これは主に、新規店舗の展開、生鮮食、コーヒーなどの売上の増加によるものである。量販店は
      同+12.3%となった。これは主に中秋節及び双十節連休による来客数の増加、独自商品の販売好調によるものであ
      る。 

三. 飲食レストラン業売上額
 1. 10月の飲食レストラン業売上額は384億元、前月比+7.7%となり、季節調整後は+2.5%となった。
 2. 10月の飲食レストラン業売上額は前年同月比+2.9%となった。このうち、レストラン業は、中秋、双十節連休
   による食事会や旅行客数の増加により同+3.0%となった。飲料店は新規店舗の展開や販促の実施により、同+
       3.0%となった。

四.先行きを展望すると、卸売業は、モバイル装置及びサーバーへの需要増加、クリスマス、元旦による在庫補填の増加により、11月の売上額は引き続きプラス成長となる見通しである。小売業及び飲食レストラン業は記念セール期間の延長、ネットショッピングの販促の実施、冬期に伴う防寒ビジネスチャンスの到来により、総合商品、服飾、無店舗小売業、飲食レストラン業の売上を押し上げるものの、連休による消費増の好材料はなく、記念セールが終了に近いことから、小売業及び飲食レストラン業の売上額は前年同月比増加トレンドを維持するが、10月のピークよりやや減少すると見込まれている。

卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]  [64KB]