行政院主計総処は4月23日、最新の労働力調査を発表した。同調査によると、労働需要の増加を受けて、3月の失業率は前月より0.04ポイント低下の3.66%と過去18ヶ月の最低水準となった。労働部労働力発展署の担当官は、「台湾就業通の就業サービス統計資料によると、3月の各就業サービス機間に登録した新規の求職者数は約6.6万人で、前月比+36.7%の増加となった。一方、3月の新規の求人者数は延べ12万人となり、前月比+46.5%の増加となり、求職者一人当たりで約1.82件の労働機会があることを示している。このうち、製造業の求人者数は前月より2万人の大幅増となった。」と述べた。
3月の就業者数は前月比6,000人(+0.05%)増加の1,140.3万人となった。失業者数は前月比5,000人(▲1.18%)減少の43.3万人となった。
潘寧馨・主計総処国勢調査処副処長は、「3月の失業率が改善した原因は主に、旧正月明けの転職者が新規就職先を見つけたことによるものである。足元の就業情勢は安定しており、労働市場も改善しつつある」と述べた。
労働部の担当官は、「旧正月明けは雇用シーズンに入り、製造業のうちの機械設備製造業、電力設備及び備品製造業などの3月の求人者数は2,500人超となった」と述べた。
雇用動向表[PDFファイル]