本文へスキップします。

【全】言語リンク
【全・日】検索フォーム
【全・日】ヘッダーリンク
更新日時

2018年 6月 20日更新

コンテンツ

 中央銀行は3月22日、最新のマネーサプライ統計を発表した。これによると、株式市場の資金動向とみなされるM1bの対前年比伸び率、及び、広義のマネーサプライであるM2の対前年比伸び率(期中平均ベース)はそれぞれ+5.16%、+3.78%となり、1月のデットクロス(市場において流動性資金が不足)からM1bがM2の対前年比伸び率を上回るゴールデンクロス(市場において流動性資金が潤沢)に戻り、株式市場への資金流入が期待される。1~2月のM1b及びM2の対前年比伸び率はそれぞれ+4.13%、+3.6%となった。

 M1bの対前年比伸び率は1月の+3.11%から+5.16%に上昇し、また、M2の対前年比伸び率は1月の+3.42%から+3.78%に上昇したことは、主に旧正月による通貨発行量の増加、及び、銀行貸出・投資の伸びによるものである。

 M1b対前年比伸び率がM2の対前年比伸び率を上回ることをゴールデンクロスと呼び、株式市場の資金が潤沢であることを反映している。一方、M1b対前年比伸び率がM2の対前年比伸び率を下回った場合はデッドクロスと呼び、市場の資金がタイトとなり、株式市場の活況が望めないこととなる。昨年5月はM1b及びM2の対前年比伸び率が20ヶ月連続のゴールデンクロスからデッドクロスに転じ、株式市場の不安を引き起こしたが、6月はM1b対前年比伸び率の上昇及びM2対前年比伸び率の低下により、デッドクロスからゴールデンクロスに転じ、昨年12月まで7ヶ月連続してゴールデンクロスを維持した。今年の1月はデッドクロスが再現した。

 個人投資家の投資規模を表す2月末の証券振替決済預金残高は1兆7,675億元と1月の過去最高額(1兆8,168億元)より減少したものの、ここ半年来の高水準で推移している。これは、個人投資家は株式市場に対するマインドが高く、高い投資意向を持っていることを示している。

 2月の外貨預金残高は5兆7,931億元と引き続き過去最高となった。中央銀行の担当官は、「これは、主に3月の米金利の引上げ予測による米ドル資産の増加、例えば、米ドル建ての定期預金或いは保険商品を購入し、決算後直ちに外貨口座に預金することによるものである。また、企業の資金調達も外貨預金残高が増加した一因である」と指摘した。



(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。



 

金融動向表[PDFファイル]  [60KB]