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2018年 11月 2日作成

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 中央銀行は10月24日、最新のマネーサプライを発表した。これによると、9月のM1bの対前年比伸び率は、普通預金の大幅増などにより、+5.22%と3ヶ月連続の伸びの低下から脱却した。M2の対前年比伸び率は+3.34%と3ヶ月連続の低下となり、過去5年半で最低となった。これは主に外貨預金の伸び悩みによるものである。両者の差は1.88%ポイントまで拡大した。

 中央銀行の担当者は、「9月のM2の対前年比伸び率が低下した要因は、主に企業による海外債務返済の増加により、外貨預金が減少したことに加え、対外貿易黒字が緩やかとなったことによるものである。9月の貿易黒字は43億米ドルと前年同月の66億米ドルを下回った。また、石油価格の上昇による支出の増加などを受けて、9月の外貨預金は前月比239億元減少の5.8兆元と依然として高水準を維持している」と述べた。

 M1bの対前年比伸び率が上昇した要因は、主に現金配当のピーク期によるものである。中央銀行の担当官は、「9月の各上場・店頭会社は次々と現金配当を支払い、個人が現金配当を受け取った後、多くは普通預金口座に保有したため、普通預金が大幅に増加した」と説明した。株式市場の活況を受けて、9月の証券振替決済預金は前月比30億元減少し、また、9月の外国人による台湾元建て預金残高は前月比205億元の減少となり、国内外資金ともに株式市場への投資を増やしている。中央銀行の担当官は、「9月の日平均の株式取引高は1,187億元超と前月を上回り、また、月平均の株価指数は10,884ポイントと8月の10,909ポイントを下回ったものの、引き続き高水準で推移しており、株式市場の活況が反映されている。M2の対前年比伸び率が過去5年間の最低となったものの、市場においての資金が潤沢であり、9月のM1bの日平均は17.45兆元、M2の日平均は43.84兆元となった。10月の株式市場の下落は、主に世界の株式市場の下落に連動したことによるものであり、台湾のファンダメンタルズは健全で、銀行の流動性も十分である」と説明した。

 9月の超過準備額は前月比75億元増加の493億元となった。これについて、中央銀行の担当官は、「超過準備額については従前から外銀が7割という高いウェイトを占めている。国際金融市場の不確実性、外貨資金の流出入、海外親会社の資金需要や規定に合わせるための資金確保などのため、多めの準備額が必要となるが、6月(686億元)に比べ、やや減少した。今後、国際情勢が緩和すれば、高水準の準備を必要としないだろう」と述べた。


(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。

 

 

金融動向表[PDFファイル]  [60KB]