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2019年 1月 30日作成

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 経済部は1月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、2018年12月の工業生産指数は111.31、前年同月比▲1.22%となり、また、製造業生産指数は111.42、前年同月比▲1.45%と、それぞれ30ヶ月、29ヶ月連続のプラス成長を終えた。他方、2018年通年の工業生産指数は108.83、前年同期比+3.65%となり、また、製造業生産指数は109.40、前年同期比+3.92%となった。経済部は、「世界経済の減速、前年の基準値の高さなどを受けて、12月の工業生産、製造業生産とも減少に転じた」と説明した。

 大半の業種が減少となったが、パソコン電子産品及び光学製品業は前年同月比+11.93%の大幅増となった。これについて、王淑娟・経済部統計処副処長は、「これは、主に米中貿易摩擦の影響を受け、サーバー、通信設備部品業者が振替え発注の恩恵を受けて増産し、また、USB、工業パソコン、SDD(フラッシュドライブ)、パソコン設備部品への需要増が生産を押し上げ、パソコン電子産品及び光学製品業が大幅に増加したことによるものである。一方、12月の機械設備製造業は同▲1.52%となった。これは、米中貿易摩擦により中国市場における設備投資が緩やかとなり、工具機械、電子生産設備、工業ロボットに対する需要が減少したことによるものである。エレベーターなどの運輸設備は年末の出荷の集中を受けて増産し、減少幅が前月より縮小した。」と説明した。

 消費性電子産品の販売不振、顧客の在庫調整などにより、12月の電子部品業は前年同月比▲2.37%と13ヶ月連続のプラス成長を終えて減少に転じた。このうち、台湾積体電路は同▲0.01%と2017年10月以降14ヶ月連続の増加に終止符を打った。

 今後を展望すると、王副処長は、「世界経済の減速、消費性電子産品への需要の減少、米中貿易摩擦の長期化などが製造業の生産を抑制し、また、旧正月による稼働日数の減少により、伝統産業のオフシーズンである第1四半期の製造業生産指数は同▲2.5%~▲4%となる。AI(人工知能)、IoT、車用電子、高速演算など新興応用技術の拡大は、製造業生産の生産回復にプラスとなる」との見方を示した。





工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [75KB]