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2018年 9月  5日作成

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 経済部は8月23日、最新の工業生産動向を発表した。これによると、モバイル備品の在庫補填の増加を受けて、7月の工業生産指数は109.00、前年同月比+4.43%と過去最高となったほか、5ヶ月連続のプラス成長となった。1~7月の累計では、前年同期比+4.58%と同期で過去最高となった。また、IC業は10ヶ月連続のプラス成長となったほか、液晶パネルは2月以降のマイナスからプラス成長に転じた。

 工業生産に高いウェイトを占める製造業生産指数は108.54、前年同月比+5.01%と金額、年増率とも過去最高となり、5ヶ月連続のプラス成長となった。電子部品業は同+3.32%となり、このうちパソコン電子産品及び光学製品業は光学レンズに対する需要増加、半導体検査設備、ネット通信設備などの外需増により、同+15.02%となった。IC業は同+1.96%と10ヶ月連続のプラス成長となった。これは主に、イノベーション科学応用技術の拡大、モバイルチップの在庫補填の増加によるものである。一方、仮想通貨マイニングブームの冷え込みが一部の増加幅を抑制した。

 液晶パネル及び関連部品業は需要増加により、同+0.85%とマイナスからプラス成長に転じた。これについて、王副処長は、「大型パネルは下半期から生産のピーク期に入り、最終商品の在庫が増加するが、需給のバランスが取れれば価格が上昇する。また、小型パネルについて、モバイル装置は第3、4四半期において新商品の発売があるため、在庫補填の需要が増加した」と説明した。また、機械設備業は前年同月比+12.12%と過去最高となったほか、18ヶ月連続のプラス成長となった。王副処長は、「今年に入り、自動車、航空宇宙、光学産業はハイテク精密、及び、自動化設備に対する需要が高まり、次々と生産を拡大していることにより、リニアガイド、ボールねじ、フラットパネルディスプレイ、電子などの生産設備の持続的な増産をもたらしたことから、1~7月の機械設備業は前年同期比+12.13%となった」と述べた。

 今後を展望すると、王副処長は、「各メーカのモバイル新商品の発売の継続、電子部品業の増産が続くことに加え、軽油分解工場点検の終了による再起動、国際石油、銅価格の安定は、石油化学、鋼鉄の好調な売上を支援する。機械設備業はスマート製造への需要増加により、引続き成長すると見込まれている」との見方を示した。

 経済部は、「下半期は引き続き成長するが、昨年の基準値の高さを受けて、第3四半期の製造業生産指数の伸びは緩やかとなる見込み。また、米中貿易摩擦、為替相場の変動、地政学リスク、国際間の産業競争などの要素が工業生産に与える影響についても注意を払わなければならない」とみている。


 



工業生産指数の前年比伸び率(製造業種別)[PDFファイル]  [75KB]