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2018年 12月 6日作成

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 行政院主計総処は、11月6日に最新の物価調査結果を発表した。同調査によると、10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比+1.17%の上昇となり、伸び率は過去9ヶ月で最低となった。コア物価は同+0.72%と過去20ヶ月で最低となった。

 主計総処の担当官は「国際パルプ価格の大幅増(2~3割)により、10月のティシューペーパー価格は前年同月比+12.4%と過去115ヶ月で最高となった。卵価格は依然として3割の上昇となった。一方、外食価格、燃料費、タバコ、及び、多くの民生物品の上昇率は明らかに緩やかとなり、各項目の増減の相殺後、10月のCPIは直近9ヶ月で最低となった」と指摘した。

 主計総処の統計によると、10月の外食価格の上昇率は7ヶ月ぶりに2%台を下回り、タバコ価格は増税効果の落ち着きにより+26%から+15%に下落し、米、小麦粉、醤油など17項目の重要民生物品の上昇率も9月の+4.09%から+3.11%に下落した。注意すべきは、CPI上昇率が過去9ヶ月の最低となっただけではなく、長期の物価トレンドを測る「コア物価」は同+0.72%となった。民間消費が落ち込んだか否かの見方について、徐健中・主計総処専門委員は、「確かに、一部の業者は足元の環境において値上げしたくてもできない状態にあると指摘している。しかしながら、コア物価に影響する要因は多くあり、1ヶ月だけの資料で判断するのは難しい。引き続き物価の変動を注視するが、足元の物価は安定している」と述べた。

 10月の輸入物価指数は米中貿易摩擦の影響による外需の減少や基本金属、原材料価格の下落により、輸入物価(米ドルベース)は前年同月比+7.50%、輸出物価は同+1.30%となり、両者とも過去7ヶ月、23ヶ月の最低となった。10月の卸売物価(WPI)は前年同月比+5.95%と直近5ヶ月の最低となった。



 

 

物価動向表[PDFファイル] [59KB]