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2018年 12月 6日作成

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 経済部統計処は11月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、10月の卸売業売上額は9,199億元、前年同月比+7.00%と金額ベースでは同月の過去最高額となった。株式市場の下落の影響を受け、10月の小売業売上額は3,715億元と同月の過去最高額となったものの、前年同月比+0.92%と予測値(+1.5%)を下回った。飲食レストラン業は同▲1.25%とマイナスとなった。

 これについて、王淑娟・統計処副処長は以下のように説明した。「10月の株価指数は米市場の影響を受け、▲7.3%となり、民衆の消費意欲に影響を与えたことから、総合商品小売業のうちの百貨店は前年同月比+0.14%となった。スーパー及び量販店は昨年の基準値の高さによりそれぞれ▲0.40、▲10.35%となった。

 下半期の小売業の成長率が上半期より緩やかとなった原因は、主に小売業は昨年8月からプラス成長に転じて以降、3%台で推移し、基準値を押し上げた。情報通信及び家電設備業は5月の中華電信による通信優遇プランの発表が携帯の買い替え時期に混乱を与えたことにより、携帯の販売は昨年の好調な販売に及ばなかった。また、自動車・バイク業は免税効果の低減により、今年7月からの販売は前年同期を下回ったことなどが挙げられた。一方、この2業種を除いた7~10月の小売業売上額は前年同期比+3%となった。」

 11月を展望すると、クリスマス、元旦向けの在庫補填のピーク期に入ることから、11月の卸売業売上額は引き続きプラス成長となるが、前年の基準値の高さにより、増加幅は縮小する見込み。小売業の売上額は記念セール期間の延長、双十一ネットショッピング販促の実施、気温低下に伴う防寒ビジネスチャンスの到来などが総合小売業、家電、3C産品、服飾などの売上を押し上げる。11月の飲食レストラン業は百貨店の記念セールの実施による集客効果、気温の低下による飲料への需要増加により、プラス成長に転じると見込まれる。




 


卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]  [64KB]