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2018年 11月 2日作成

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 経済部統計処は10月23日、最新の卸売・小売・飲食レストラン業動態統計を発表した。これによると、9月の卸売業、小売業、飲食レストラン業の売上額はそれぞれ9,050億元、3,510億元、384億元といずれも過去最高額となった。また、1~9月の小売業及び飲食レストラン業は、前年同期比それぞれ過去4年及び過去7年で最高額となった。

 ここで注意すべきことは、貿易保護主義の台頭に伴い、卸売業のうちの建築材料業が影響を受けており、特にステンレスは大きく影響を受けた。王淑娟・統計処副処長は、「一部の業者は米中貿易摩擦の影響を受けたほか、オーストラリアが鋼材料に対してアンチダビングを課したことも多少影響があると反映していた」と述べた。

 9月の卸売業売上額は前年同月比+2.15%となった。これは主に、通信チップ、CMOS、メモリーなど電子部品への需要増加による機械器具業の大幅増(同+8.0%)によるものである。9月の小売業売上額は同+2.77%となった。これは主に、石油価格の上昇により、燃料小売業の大幅増(同+20.0%)が小売業の成長に大きく寄与したことによるものである。また、記念セールの実施による消費拡大により、百貨店売上額が同+4.65%となった。新規店舗の展開、生鮮食物の販売好調により、コンビニは同+5.05%となった。中秋節及び新学期の開始により、無店舗小売業は同+7.6%と72ヶ月連続のプラス成長となった。一方、スマホ新商品の販売不調により、情報通信及び家電設備小売業は同▲6.0%となった。飲食レストラン業は中秋節連休による食事会や旅行の増加により、同+7.70%となった。

 10月を展望すると、王副処長は、「小売業は、百貨店の記念セールの実施、及び、気温の低下が3C、家電製品、秋冬服飾などの業績を押し上げることから、売上額は昨年同月に比べ増加すると見込まれている。飲食レストラン業は、百貨店のセール実施による集客効果があるものの、昨年の中秋節の連休が基準値を高めているため、成長率が緩やかとなる」との見方を示した。



 


卸売・小売・飲食レストラン業動態調査[PDFファイル]  [64KB]