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2020年 1月 8日更新

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 行政院主計総処は2019年12月23日、最新の労働力調査を発表した。同調査によると、11月の失業率は前年比0.03%ポイント上昇の3.73%となり、季節調整後の失業率は0.01%ポイント上昇の3.73%となった。注意すべきは、1~11月の就業者数は前年比僅か6.8万人と過去10年で最少となり、また、大卒及び大卒以上の失業者数は前年比4.76%と過去3年で最高となった。

 労働部の調査によると、年末に入り、労働市場が保守的となるものの、クリスマス、年末年始、旧正月の到来により、節句と関連する卸売・小売業、宿泊、飲食レストラン業の就業者数は増勢となった。

 潘寧馨・主計総処国勢調査処副処長は、「今年の季節調整後の失業率は3.71%~3.75%の間で推移し、11月の季節調整後の失業率は3.73%と前月を上回ったものの、安定している。今年の失業者数は平均44.6万人となり、前年同期比5,000人の増加となった。1~11月の就業者数が前年比僅か6.8万人と過去10年で最少の増加幅となった。これは、主に少子化問題の長期化が原因であり、労働供給が徐々に減少したことによるものである。以前の人口は毎年20万人のペースで伸びていたが、少子化に伴い今年は6.2万人に減少しており、また、今年の景気は必ずしも好調でなかったことなどは就労者数の伸び悩みの原因となる」と説明した。

 1~11月の大卒及び大卒以上の失業率は4.76%に上昇し、過去3年で最高となった。20~24才の青年失業率が平均12.28%と前年同期(12.0%)を上回り、25~29才の失業率が6.57%と前年同期(6.38%)を上回った。

 労働部の担当者は、「卸売及び小売業は、クリスマス、年末年始、旧正月の到来を受けた在庫補填の増加に伴う企業の雇用ニーズが増加していることから、11月の新規募集は1万3,402人と同月の過去3年で最高となり、前月比+2.35%、前年比+8.03%となった。このうち、商店販売に関する求人募集が4割占めていた。宿泊及びレストラン業は忘年会、クリスマス会、年末年始による食事会シーズンの恩恵を受け、11月の新規募集は1万5,380人と前月比+9.38%と各業種では最多となった。このうち、年末年始の商機を狙い、飲食レストランサービスの求人募集は5割を占めていた。」と述べた。




雇用動向表[PDFファイル]