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2019年 6月 5日更新

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 中央銀行は5月24日、最新のマネーサプライ統計を発表した。これによると、4月のM1b及びM2の対前月比伸び率はそれぞれ+7.65%、+3.71%となり、両者の差は3.94ポイントまで拡大し、過去5年で最大となった。個人投資家の投資規模を示す3月の証券振替決済預金は1.88兆元と過去最高額となった。これは主に、株価指数が11,000ポイントに上昇し、株取引が活発となったことによるものである。

 中央銀行の担当官は、「足元のM1bの日平均残高は約18兆元超、M2は同45兆元超となったが、5月は、外資が株式を大量に売り越して海外に送金したものの、国内資金は変わらず潤沢である。また、4月のM1bの対前月比伸び率が過去56ヶ月で最高となり、M2の対前月比伸び率が直近10ヶ月で最高となったほか、両者の差が拡大しつつあることは、主に普通預金の増加、外資の流入(4月37.5億米ドル)によるものである」と説明した。

 中央銀行の担当官は、「株式市場が活況となり、国内資金が大量に流入したことにより、証券振替決済預金残高が過去最高となったほか、流入した外資が大量に株式を買越したため、外国人による台湾元建て預金残高は前月比123億元の減少となった。統計によると、4月の月平均の株価指数は10,892ポイントと直近8ヶ月で最高となり、同月日次平均の株式取引高は1,195億元と直近9ヶ月で最高となった。これらは株式市場の活況を支える主要な指標である。また、多く企業及び個人による定期預金から普通預金へのシフト、外貨預金の増加、企業による海外売掛金の国内送金、銀行による普通預金の優遇金利の打ち出しなどがM2の対前月比伸び率を上昇させた。また、短期資金への需要増加により、普通預金及び貯蓄預金とも増加した」と述べた。

 M1bの対前月比伸び率がM2を上回る「ゴールデンクロス」が既に15ヶ月続いていることは、株式市場における投資資金が依然として潤沢であることを反映している。
 
 中央銀行の担当官は、「世界の低金利時代において、個人、企業を問わず、資金調達ルートと資産配分が多元化しており、資金を定期預金から引き出して、株式市場、ファンド、ETF、保険(投資型保険)などに投資している。定期預金が普通預金との区別が難しくなり、数値の変動も大きくなる」と述べた。


(注)
*M1a:通貨発行額。企業・個人(非営利団体含む)の当座預金および流動性預金残高の総額。
*M1b:M1aに個人の非定期性積立預金残高を加えたもの。
*M2:M1bに企業・個人の定期性預金残高、外貨預金、外国人による台湾元建て預金残高などを加えたもの。



金融動向表[PDFファイル]